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ウィーンのボンボン : ミニ英和和英辞書
ウィーンのボンボン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ウィーンのボンボン : ウィキペディア日本語版
ウィーンのボンボン[ちょうおん]

ウィーンのボンボン』()作品307は、ヨハン・シュトラウス2世が、1866年の1月28日の寒い天候の夜に、ウィーンの舞踏演奏会場であったホーフブルク王宮の翼の一角を占めるレドゥーテンザール(Redoutensaal)の中のバル・ルームで、自身の指揮と手兵のシュトラウス楽団(シュトラウス・カペレ)によって初演するために書かれたと言われる、ナポレオン3世支配下のフランス第二帝政期のパリの垢抜けたしゃれたフランス趣味をウィーンの伝統的なワルツ形式の持ち味で融合した仏墺折衷の様式によるワルツである。
== 概要 ==
このワルツのタイトルにある「ボンボン」とは、大変甘い味のフランスの砂糖菓子のことを指す。当時、砂糖は高級品の一つとされてもいた。この1866年1月28日の夜のレドゥーテンザールでの初演では、ヨハン2世の弟ヨーゼフ・シュトラウス作曲のワルツ『ドイツの挨拶』やポルカ・マズルカ『パウリーネ』も同時に当夜の産業協会舞踏会の席上で初演を果たしている。
これらのシュトラウス兄弟の作品は、この歴史的な大舞踏会の経済的なパトロンであったオーストリアの駐フランス大使の妻であったパウリーネ・フォン・メッテルニヒ侯爵夫人が、パリ市内にドイツ病院を建設するための資金調達のチャリティーの目的でメッテルニヒ侯爵夫人への忠誠と敬意を表すために、彼女への献呈作品として作曲された。
ただし、この大産業舞踏会が終わった後に、実際にパリにドイツ病院が建設されたのかの真相は不明である。とは言うもの、これらの3つの作品は、1866年に入ってから早々書かれたものとは言い難く、既に前年の1865年の晩秋か初冬の段階でウイーンの地で用意周到に準備され作曲、脱稿・完成されていただろうと推測されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウィーンのボンボン」の詳細全文を読む




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