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ウイスキーラクトン : ミニ英和和英辞書
ウイスキーラクトン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ウイスキーラクトン : ウィキペディア日本語版
ウイスキーラクトン[ちょうおん]

ウイスキーラクトン () は、分子式C9H16O2で表されるγ-ラクトンの一種である。
ウイスキーなどの香りの成分として知られている。IUPAC名5-ブチル-4-メチルテトラヒドロフラン-2-オンまたは3-メチルオクタノ-4-ラクトンである。他にクエルクスラクトン (quercus lactone)、オークラクトン (oak lactone) の慣用名が知られている(クエルクス、オークはそれぞれコナラ属を意味する)。
== 発見 ==
1970年にフィンランドのSuomalainenらにより、ウイスキーから発見されウイスキーラクトンと命名された〔Suomalainen, H.; Nykänen, L. (1970). ''Naeringsmiddelindustrien'' 23: 15–30.〕。同時期(発表は翌年)に日本の増田、西村(サントリー株式会社)らにより、ミズナラおよびホワイトオークメタノール抽出物から発見されている〔Masuda, M.; Nishimura, K. (1971). "Branched nonalactones from some ''Quercus'' species." ''Phytochem.'' 10: 1401–1402. .〕。
ウイスキーやワインブランデーといったオークので熟成するタイプのアルコール飲料から発見されることから、カシ中に何らかの前駆体が存在し、それが熟成中に分解して出てくると考えられていた。〔Otsuka, K.; Zeniubayashi, Y.; Itoh, M.; Totsuka, A. (1974). "Presence and significance of two diasteromers of β-methyl-γ-octalactone in aged distilled liquors." ''Agric. Biol. Chem.'' 38: 485–490.〕
1996年に長崎大学の田中隆と河野功により前駆体が単離され、(3''S'',4''S'')-4-β-D-グルコピラノシルオキシ-3-メチルオクタン酸とその6'-没食子酸エステルであることが判明した。〔Tanaka, T.; Kouno, I. (1996). "Whisky Lactone Precursors from the Wood of Platycarya strobilacea." ''J. Nat. Prod.'' 59: 997–999.〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウイスキーラクトン」の詳細全文を読む




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