翻訳と辞書
Words near each other
・ ウェザーニューズのサポーター参加型企画
・ ウェザーフィッシュ
・ ウェザーマップ
・ ウェザーマン
・ ウェザーライト・サーガ
・ ウェザーライン
・ ウェザーリポート
・ ウェザー・リポート
・ ウェザー・リポート (1971年のアルバム)
・ ウェザー・リポート (1982年のアルバム)
ウェジ
・ ウェス
・ ウェスウィウス
・ ウェスウィウス山
・ ウェスウィウス火山
・ ウェスカ
・ ウェスカー
・ ウェスカ県
・ ウェスコ
・ ウェスコ・ファイナンシャル・コーポレーション


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ウェジ : ウィキペディア日本語版
ウェジ
ウェジ部(Weji)とは、代から代にかけてスンガリ河下流域〜アムール河下流域方面に居住していた集団の呼称である。ウジェと表記される場合もある。「森林」を意味するトゥングース語Wejiが原音と見られ〔和田 1955,141頁〕、特定の民族集団の名称というよりはスンガリ河以北の森林地帯に住むトゥングース系諸集団の総称であった〔増井 2008,579頁〕。漢文史料ではギレミと並列して記載されることが多く、現代においてもニヴフと接するアムール川下流域方面のトゥングース系民族(ナナイウデヘオロチウリチネギダール)に連なる存在であると推測されている。
== 名称 ==
遼宋の頃には「兀惹」「烏舎」「屋惹」「温熱」、元代には「吾者」、明代には「兀者」として記録されており、いずれも「森林」を意味するトゥングース語Wejiが原音であると見られる。一方、金代では同一の集団を「兀的改」「烏底改」と記し、明代の史料でも「兀狄哈」という記載があるが、これはWejiに同じくトゥングース語で「人」を意味するkaiを附与したWeji-kai(森の人)という単語の音写であるとする説〔和田 1955,141頁〕、女真語(満州語)“udi-(g)e niyalma(「野人」の意)” の略称であるとする説〔増井 1986,179頁〕が提唱されている。
明末清初の満州語史料では東海三部(明朝における野人女直に相当)の一つとしてウェジ部(Weji)という集団が記録されているが、これも同じ語源であると見られる。また、一説には現代のウデヘ(沿海州方面に居住するトゥングース系民族)の名称もウディゲ/ウェジカイに由来するものであるという〔和田 1955,142頁〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウェジ」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.