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ウェブリー=フォスベリー・オートマチック・リボルバー(Webley-Fosbery Self-Cocking Automatic Revolver)とは、イギリスで開発された反動利用式の自動回転式拳銃()である。中佐が設計し、社が1901年から1915年まで生産していた。シリンダーには特徴的なジグザグ溝が掘られている。現在、コレクター市場では$10,000以上の高額で取引される事もあるという。 ==歴史== フォスベリー中佐がこの自動回転式拳銃を考案したのは、ちょうど自動式拳銃の普及が始まった頃のことであった。この設計案は、コッキングとシリンダーの回転を一連の動作として行い、また動作の折にシリンダーと銃身がフレームごと後退するというものであった。最初の試作品はアメリカ製コルト・シングル・アクション・アーミーを改造したものであった。フォズベリーは1895年8月16日にこの設計に関する特許を取得し、1896年の6月と10月には改良を加えた設計について改めて特許を取得している。 フォスベリーはこの設計を、当時のイギリスにおける民生用および軍用拳銃大手だったバーミンガムのP・ウェブリー・アンド・サン社(P. Webley & Son)に持ち込んだ。同社は後にW.C. Scott & Sons社およびRichard Ellis & Sonと合併し、と社名を改めている。ウェブリー社ではフォスベリーの設計をさらに改良し、1900年6月にで行われたトライアルにて「ウェブリー=フォスベリー・オートマチック・リボルバー」(Webley-Fosbery Automatic Revolver)として初めて出展した〔。 当初、使用弾はイギリスの官給拳銃弾である.455弾を採用していたが、後に.38ACP弾モデルも設計された。455口径モデルは従来の回転式拳銃と同様の6連発だったが、38口径モデルは8連発で、装填にフルムーン・クリップを使うこともできた。また、38口径モデルはシリンダーが短く、それに伴い反動によるフレームの後退距離も短かった。455口径モデルの中にも短いフレームを用いて組み上げられたものがあった。マークIからVIまでの派生型があった。 シリンダーの回転をトリガー機構と切り離していた為、安定した射撃を素早く行うことが可能であり、民生市場でもスポーツ射撃用の拳銃として人気があった。著名な射撃競技選手もウェブリー=フォスベリーを愛用していたことで知られる。彼は1902年の射撃会でもウェブリー=フォスベリーを使い、7秒間のうちに12パッススの距離から2インチの的に6発を命中させたという。また、スピードローダーを用いた射撃ではおよそ15秒間で3インチの的に12発を命中させたという。 ウェブリー=フォスベリーには7.5インチ、6インチ、4インチの銃身が用意されていたほか、オーダーメイドも可能だった。同じくオーダーメイドで、メトフォード式として知られるライフリングを施すことも可能だった。ターゲット射撃用の22口径アダプタもオプションとして用意されていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウェブリー=フォスベリー・オートマチック・リボルバー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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