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ウオノコバン : ウィキペディア日本語版
ウオノコバン

ウオノコバン(魚の小判) は、等脚目ウオノエ科ウオノコバン属 ''Nerocila'' に分類される甲殻類の総称で、海水魚の体表に外部寄生する寄生虫である。
体長は2 cmほど。和名通り小判型の体型で、同じ等脚類のフナムシダンゴムシに似た形態をしている。尾肢は比較的発達して尾扇を形成し、両側に広がる。丈夫な脚で海水魚の体表にしがみつき体液を吸うが、ヒトに寄生することはない。ウオノコバン属にはおよそ40種がおり、寄生する魚類も多岐にわたる〔山内健生・布村昇『加野泰男博士採集の富山湾産ウオノエ科魚類寄生虫 富山市科学博物館研究報告第33号 pp.71-76:(2010) - 広島大学学術情報リポジトリ〕〔桃山和夫・天社こずえ (2006): 山口県沿岸域および湖沼河川で採集された異様な外観を呈する天然魚介類の寄生虫およびその他の異常. 山口県水産研究センター研究報告第4号(別刷), 143-161.〕。
==参考文献==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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