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ウカノミタマは、日本神話に登場する神。『古事記』では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、『日本書紀』では倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と表記する。名前の「ウカ」は穀物・食物の意味で、穀物の神である。両書とも性別が明確にわかるような記述はないが、古くから女神とされてきた〔三橋健 「女人形稲荷神像の系譜」『神道及び神道史』55・56号 国学院大学神道史学会 2000年。〕。 伏見稲荷大社の主祭神であり〔稲田智宏 「稲荷大神五柱とは何か」『稲荷大神』 戎光祥出版 平成21年。〕、稲荷神(お稲荷さん)として広く信仰されている。伊勢神宮ではそれより早くから、御倉神(みくらのかみ)として祀られた。 == 記載 == === 記紀神話 === 『古事記』では、スサノオの系譜において登場し、スサノオがクシナダヒメの次に娶ったカムオオイチヒメとの間に生まれている。同母の兄に大年神(おおとしのかみ)がいる。大年神は一年の収穫を表す年穀の神である。 『日本書紀』では本文には登場せず、神産みの第六の一書において、イザナギとイザナミが飢えて気力がないときに産まれたとしている。飢時、食を要することから穀物の神が生じたと考えられている〔喜田貞吉 『福神』 宝文館出版 昭和51年 34頁。〕。『古事記』『日本書紀』ともに名前が出て来るだけで事績の記述はない。 また『書紀』には、神武天皇が戦場で祭祀をした際に、供物の干飯に厳稲魂女(いつのうかのめ)という神名をつけたとあり、本居宣長は『古事記伝』において、これをウカノミタマと同じとしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウカノミタマ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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