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ウスバサイシン
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ウスバサイシン
ウスバサイシン(薄葉細辛、学名:''Asarum sieboldii'' )とはウマノスズクサ科の多年草(シノニム:''Asiasarum sieboldii''、''Asarum sieboldii'' var. ''cineoliferum''(カワリバウスバサイシン))〔学名はSugawara, Takashi. (2006) "Asarum", Flora of Japan Vollume IIa, K. Iwatsuki et.al. (ed.), KODANSHA, 2006, pp.368-387.及び「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) に従ったが、日本薬局方では''Asiasarum sieboldii''を採用している。〕。 == 特徴 == 日本では北海道、本州、四国、九州北部に、日本国外では中国に分布し、山地のやや湿った林下に自生する多年生草本。花期は3月から5月頃で暗紫色の花を咲かせる。花弁のように見える部分は萼である。同種のアオイ類などと比べ、葉が薄いこと、味が辛いことが名前の由来となっている。アリが種子を運ぶ。国内に分布するウスバサイシンは、形態、含有成分の違いなどにより複数の亜種が指摘されている〔長沢元夫:生薬の赤外部吸収スペクトルによる分析 (第2報) 細辛の赤外部吸収スペクトルによる分析 藥學雜誌 Vol.81 (1961) No.1 P129-138, 〕。 本種は上胚軸休眠種子と呼ばれる特性があり、植物体が種子を飛散させる状態になっていても、種子内部の胚は十分に成熟をしていない。そのため、湿潤埋蔵期間中(実際には、土中で発芽時期までの期間)に胚が肥大成長し発芽に至る。また、成熟は10℃および25℃・100日では進まず、至適温度は15℃・50日程度とされる〔ウスバサイシン ''Asiasarum sieboldii'' F. Maekawa の発芽特性 生薬學雜誌 60(1), 28-31, 2006-02-20〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウスバサイシン」の詳細全文を読む
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