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ウチナー時間 : ミニ英和和英辞書
ウチナー時間[けん, ま]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [とき]
  1. (n-adv,n) (1) time 2. hour 3. (2) occasion 4. moment 
時間 : [じかん]
  1. (n-adv,n) time 
: [けん, ま]
 【名詞】 1. space 2. room 3. time 4. pause 

ウチナー時間 ( リダイレクト:ウチナータイム ) : ウィキペディア日本語版
ウチナータイム[けん, ま]
ウチナータイム(日:沖縄タイム、沖縄時間)とは、日本の南西端沖縄県に存在する、日本本土とは異なる独特の時間感覚。または、沖縄において集会・行事などが予定時刻より遅れて始まること〔『沖縄コンパクト辞典』〕。
== 概要 ==
日本の沖縄県においては、特に本土または内地と呼ばれる他46都道府県と異なる〔*>ただし鹿児島県 奄美群島には「島時間」、宮崎県には「日向時間」という言葉があり、これらの地域の一部には沖縄にも似た南国気質が存在する。〕独特の時間感覚が存在する。これをウチナータイム、または沖縄タイムと呼ぶ(ウチナーとは琉球語で沖縄のこと)〔『沖縄ルール』〕。南国であるためかその時間はゆっくり流れ〔、県民性は「テーゲー」(適当、いい加減)と称され〔、または「なんくるないさー」(なんとかなるさ)〔、細かいことや過ぎたことは気にしないとされる〔。
飲み会などにおいては、約束の時間に間に合わせるといった概念、あるいは間に合わないことは悪いことであると言う概念は希薄、もしくは存在しないと言われるほどであり〔、飲み会への30分や1時間の遅刻はザラであると言う〔『沖縄ナンクル読本』p.26〕。
その他各種集会などについてもそのような傾向があり、主催者側も心得たもの、特に慌てもしないし、そもそも開始時間にサバを読んでおくなどと言う場合もある〔〔『沖縄大百科事典』上・553〕〔*>ただし、沖縄大百科事典 (1983) 当該項目部(儀間進執筆部)では、「現代の能率社会に適応していくには第一に克服すべきものである」としている。〕。
第一、待ち合わせ時間に待ち合わせ場所に到着してもどうせまだ誰も来ていないのであるから、遅れていくのも仕方ないと言った次第であり〔『好きになっちゃった沖縄』 pp.38-〕、遅刻くらいで文句を言う人間は口うるさいなどとして逆に嫌われる場合もある〔 『沖縄ナンクル読本』pp.27 - 28〕。
その他にも文献では、沖縄のにわか雨は「スコール」とも言えるもので、急に降りだし短時間で止むと言うこともあり、雨傘などは持ち歩かずに、にわか雨に対しては雨宿りで対応する〔、などと言った事例も紹介されている。
『沖縄コンパクト辞典』によれば、が長く、鉄道なども無い風土柄によって培われてきた概念とされ、その遅れ方にも地域差があると言われる。また、夜型社会でもあり、飲酒を好む県民性や車社会であると言った面も原因として考えられるようだ〔『熱烈!沖縄ガイド』pp.133-134〕。
本土復帰前である1964年(昭和39年)に制定された那覇市民憲章には「時間をまもりましょう」が盛り込まれていたほどであった〔『爆笑 沖縄移住計画』p.152 ただし参照した版では制定を1968年としている。〕〔*>那覇市議会報 No.53(1964年1月20日)によれば、市民憲章の時間の部分については冠婚葬祭その他集会時に時間を守ることが筆頭に挙げられているほか、深夜の踊りを慎む、規則正しい生活の励行、も視野に入れられ、(時間感覚で)他人に迷惑をかけない様にするのが狙い、とある。また市民憲章全体としては、市民の「道徳倍増」が目的である(琉球新報 1963年12月13日 朝刊 p.1)。〕。1972年の本土復帰後はさすがに減少傾向にあり、ビジネスの現場ではかなり改善されてきているようであるが〔〔〔、それを「企業の内地化」と呼ぶ向きもある〔『沖縄のナ・ン・ダ』pp.17-19〕。
文化によって時間感覚が異なることについて、アメリカ文化人類学者エドワード・ホールはポリクロニック(polychronic)とモノクロニック(monochronic)という概念を用いて説明を試みている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウチナータイム」の詳細全文を読む




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