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ウッチャイヒシュラヴァス : ミニ英和和英辞書
ウッチャイヒシュラヴァス[らヴ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラヴ : [らヴ]
 【名詞】 1. love 2. (n) love

ウッチャイヒシュラヴァス : ウィキペディア日本語版
ウッチャイヒシュラヴァス[らヴ]

ウッチャイヒシュラヴァス(、長い耳、或いは大きな嘶きの意)はインド神話に登場する7つの頭を持った空を飛ぶである。神々が乳海攪拌を行った際に生まれ出た。ウッチャイヒシュラヴァスは最高の馬であり、馬の模範であり、馬の王と考えられている〔。しばしばインドラ(神の中の王)のヴァーハナとして描かれる一方でマハーバリアスラの王)の馬であるとされる場合もある。純白の毛色を持つとされている。
ジョージ・ハリスンのレーベル、ダーク・ホース・レコードのロゴはウッチャイヒシュラヴァスがモデルになっている。
==神話と聖典の中での言及==
マハーバーラタではウッチャイヒシュラヴァスは乳海攪拌から生まれ出て、それをインドラが捕らえて彼のヴァーハナにしたと語られている。このときの乳海攪拌では他にもラクシュミー(幸運の女神でヴィシュヌの妻)やアムリタ(不老不死の霊薬)、その他の秘宝がウッチャイヒシュラヴァスとともに生まれ出ている〔。ウッチャイヒシュラヴァスが乳海攪拌で生まれたという話はヴィシュヌ・プラーナ、ラーマーヤナ、マツヤ・プラーナ、ヴァーユ・プラーナなど様々な文献で語られている。一方でウッチャイヒシュラヴァスを除けば乳海攪拌から生まれたとされる秘宝はそれぞれの文献ごとに異なっており、ウッチャイヒシュラヴァスだけが概ねのバリエーションで共通して語られている〔。
ウッチャイヒシュラヴァスはバガヴァッド・ギーターでもクリシュナ(ヴィシュヌのアヴァターラ)とアルジュナの講話の中で言及されている。クリシュナが自分が宇宙の根源であると告白する場面で、自分は馬で言うところのウッチャイヒシュラヴァスであると例えている。
12世紀に書かれたハリハラチャトゥランガ(Hariharacaturanga)では創造神ブラフマーが生贄の儀式を行った際にウッチャイヒシュラヴァスという名の翼の生えた白馬が生まれたと言及されている。また、乳海攪拌より生まれたウッチャイヒシュラヴァスはアスラマハーバリによって捕らえられ、彼は多くの困難な事を成し遂げる為にウッチャイヒシュラヴァスを利用したと言われている。ヴィシュヌ・プラーナではプリトゥが最初の地上の王として就任し、続いてそれぞれの王が即位する。そしてウッチャイヒシュラヴァスが馬の王の地位を与えられている。
マハーバーラタではカシュヤパの妻である姉妹、ヴィナターカドゥルーがウッチャイヒシュラヴァスの尾の色を巡って賭けをしている。ヴィナターガルダアルナの母)は白い方に賭け、一方でカドゥルーはウッチャイヒシュラヴァスの尾は黒であると予想した。そしてこの賭けに負けた方は勝者の奴隷となる約束が結ばれた。カドゥルーは前もって彼女の息子であるナーガ(ヘビ)たちにウッチャイヒシュラヴァスの尾を覆い隠すように言いつけた。彼女たちが確認するとナーガたちに覆い隠された尾は黒く見え、したがってカドゥルーが勝者となった。カーリダーサの叙事詩クマーラ・サンバヴァでは比類無き馬でありインドラの栄光であるウッチャイヒシュラヴァスは、アスラのターラカによって天界から奪われたと語られている。
デーヴィ・バーガヴァタ・プラーナでは太陽神スーリヤの息子であるレヴァンタがウッチャイヒシュラヴァスに跨りヴィシュヌの居を訪れた際に、ラクシュミーがウッチャイヒシュラヴァス、すなわち彼女の兄の燦然と輝く姿に目を惹かれうっかりとヴィシュヌの質問を聞き逃してしまう。ヴィシュヌはラクシュミーがウッチャイヒシュラヴァスに色情を抱いたのではないかと訝り、来世で雌馬に生まれ変わるようにとラクシュミーに呪いをかけた〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウッチャイヒシュラヴァス」の詳細全文を読む




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