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ウデヘ( 、)は、ツングース系民族の一つで、主にロシア国内の沿海州シホテアリン山脈周辺に居住する。かつてはTaz(ターズ)、Namunka(ナムンカ)、Kyakala(キャカラ)とも呼ばれていた。間宮林蔵が記した「キヤツカラ」という集団は、ウデヘ(キャカラ)に比定されている。 == 概要 == ウデヘ人はかつてシホテアリン山脈周辺に広く居住していたが、ロシア人の進出によって現在は以下の4村にかたまって居住している。一部がロシア人との混血が進んでいる。 *サマルガ川沿いのアグズ村 *ビキン川沿いのクラースヌイ・ヤール村 *ホル川沿いのダヴァシュギ村 *アニュイ川沿いのアルセーニエフ村 1989年の人口調査では約二千人がロシア国内に居住するが、その四分の一ほどのみがウデヘ語を母語とする。ウデヘ語は南部ツングース諸語に属しており、特にオロチ語との共通性が高い。 20世紀初頭に沿海州を探検したウラディミール・アルセーニエフの案内人、デルス・ウザーラはウデヘ人だったという説があり、現代ウデヘ人の中にもデルスがウデヘ人だったという意識を持つ者が存在する〔煎本孝・山田孝子編著『北の民の人類学』 第九章〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウデヘ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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