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ウミベミンク
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ウミベミンク
ウミベミンク(海辺みんく、学名:''Mustela macrodon'')は、食肉目(ネコ目) イタチ科に属するミンクの一種で、北アメリカ大西洋岸のニューブランズウィック州からマサチューセッツ州にかけての海辺に生息していたが、すでに絶滅している。別名ウミミンク、ニューイングランドミンク。 全長80cm、体重はアメリカミンク(''M. vison'')の2倍程度だった。主食は魚介類で、泳ぎが大変上手かった。深さ6mまで潜り、30分も水中にいられたという。 ウミベミンクが絶滅したのは、その毛皮が人間に珍重されたからである。先住民も毛皮と肉を目的としてミンク狩りをしていたが、ヨーロッパからの移住者はさらに熱心で、毛皮貿易の対象となった。いくら泳ぎが上手くて魚介類が主食だからといっても、別に水中生活をしているわけではない(sea mink を「ウミベミンク」と訳したのはおそらくその辺りへの考慮であろう)から、陸上にいるところを犬を使って追い込んだり煙で燻したりすれば捕らえることができた。個体数が減ってもおかまいなしに毛皮の需要に合わせて乱獲されたため、1880年、あるいは遅くとも1890年までには、ウミベミンクは絶滅した。アメリカ東部からあまりに近すぎたせいか、ミンクの養殖が軌道に乗るまで生き延びることはできなかった。 == 脚注 == 〔
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウミベミンク」の詳細全文を読む
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