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ウラディーミル・アシュケナージ : ミニ英和和英辞書
ウラディーミル・アシュケナージ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ウラディーミル・アシュケナージ : ウィキペディア日本語版
ウラディーミル・アシュケナージ[ちょうおん]

ウラディーミル・ダヴィドヴィチ・アシュケナージ(、ラテン文字転写例: 、1937年7月6日 - )は、ソヴィエト連邦出身のピアニスト指揮者である。ヘブライ語の姓「アシュケナージ」が示す通り、父方はユダヤ系であるが、母は非ユダヤ系のロシア人である。現在は妻の故国であるアイスランドの国籍を持ち、スイスに在住している。マウリツィオ・ポリーニ、マルタ・アルゲリッチ等と並んで、20世紀後半を代表するピアニストの一人である。
== 略歴 ==
1937年にソヴィエト連邦のゴーリキー(現在のニジニ・ノヴゴロド)の音楽家の家庭に生まれた。父親はソ連軽音楽界で活躍したダヴィッド・アシュケナージ。6歳でピアノを始め、2年後にはモスクワでデビュー演奏会を開いた。9歳の時にモスクワ音楽院附属中央音楽学校に入学し、アナイダ・スンバティアンに師事した。
1955年にはワルシャワで開催されたショパン国際ピアノコンクールに出場し、2位に輝いた(優勝はアダム・ハラシェヴィチ)。この時にアシュケナージが優勝を逃したことに納得できなかったアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリが審査員を降板する騒動を起こしたことはよく知られている〔『ピアノとピアニスト2003』音楽之友社、2003年 ISBN 978-4276961357〕。
同じ年にモスクワ音楽院に入学、レフ・オボーリンやボリス・ゼムリャンスキーに師事した。翌1956年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールに出場して優勝を果たし、これを機にヨーロッパ各国や北米を演奏旅行してセンセーショナルな成功を収めた。EMIメロディアからレコードも発売され、音楽院在学中から国際的な名声を確立した。
1960年にモスクワ音楽院を卒業、翌年にはモスクワ音楽院に留学していたアイスランド出身のピアニストの女性と結婚した。1962年にはチャイコフスキー国際コンクールに出場しジョン・オグドンと優勝を分け合った。
1963年にソヴィエト連邦を出国しロンドンへ移住、以後ソ連のあらゆる公式記録からその名を抹消された〔『クラシックCD エッセンシャル・ガイド150 指揮者編』学習研究社 2003年 ISBN 978-4056030273〕。1968年には妻の故国アイスランドレイキャヴィークに居を移し、1972年にはアイスランド国籍を取得した。
1970年頃からは指揮活動にも取り組み始め、1974年には指揮者として初の録音を行った。指揮活動の初期に共演したオーケストラにはロンドン交響楽団フィルハーモニア管弦楽団ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団クリーヴランド管弦楽団などがある。
1987年にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任し、1994年までその座にあった。1989年11月にはロイヤル・フィルを引き連れて改革の進むソヴィエト連邦に26年振りの帰郷を果たし、モスクワ音楽院大ホールでコンサートを行った〔。そのほかこれまでにベルリン・ドイツ交響楽団チェコ・フィルハーモニー管弦楽団NHK交響楽団の音楽監督、首席指揮者のポストを歴任している。
2010年、洗足学園音楽大学の名誉客員教授に就任。後進の指導にあたる。
現在はスイスのルツェルン湖畔に居を構え、シドニー交響楽団及びEUユース管弦楽団の音楽監督として主に指揮に重点を置きつつ精力的に活動している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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