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ウラベニガサ属[うらべにがさぞく]
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ウラベニガサ属[うらべにがさぞく]
ウラベニガサ属(学名:''Pluteus'')は真正担子菌綱ハラタケ目のウラベニガサ科に属する菌類の一群である。 == 定義 ==
=== 形態 === 子実体は大部分の場合は中形あるいは小形で、ほぼすべての種においてよく発達した中心生の柄を備え、比較的もろくて壊れやすい。子実層托は管孔状をなすことはなく、常にひだ状で柄に対して多くは離生し、未熟時には白色であるが成熟すれば濃い肌色ないし桃色を呈し、成熟しても液化・溶解しない。唯一種 ''Pluteus mammillatus'' (Longyear) Minnis, Sundberg & Methven(北アメリカ南部に産するが、日本では未記録:和名なし)を除いてまったく被膜を欠いており、柄に「つば」を形成することはない。 胞子紋は濃肌色・桃色もしくは帯褐ピンク色(肉色)などを呈する。胞子はほぼ球形ないし広楕円形で薄壁かつ平滑、常に発芽孔を欠き、メチルブルーの乳酸溶液によってよく染まる一方、ヨウ素溶液に対して染まらない。ひだの実質(中軸部)の菌糸は、ひだの縁の方向に向かって逆V字形に配列する逆散開型の構造を有する。子実層には、しばしば顕著なシスチジアを備えている。かさの表皮は比較的よく分化しており、球形細胞の層からなるもの・縦に平行に並んだ嚢状細胞からなる柵状構造をなすもの・かさの表面に平行に走る菌糸群で構成されるものなどに大別され、あるいはかさにもシスチジアを有する場合がある。子実体を構成する菌糸にはかすがい連結を有するものとこれを欠くものとがある。シスチジアはしばしば柄の表面にも見出されるが、着色したシスチジアが数本ないし数十本ずつ束をなして存在する場合には、肉眼的にも着色した微細な粒点となって認められることがしばしばある。色素が子実体に存在する場合、対部分の種では菌糸の細胞質に均一に溶け込む形で認められ、菌糸内部の液胞内に存在するものや、菌糸の外面に沈着した色素粒となるものは少ない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウラベニガサ属」の詳細全文を読む
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