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ウルズ
ウルズ(ウルズルとも。, Urthr)は、北欧神話に登場する運命の女神、ノルンたち(ノルニル)の1人である。英語ではウルド (Urd) という。その名前は「編む者」「織姫」を意味するが、のちに「運命」「宿命」「死」を意味するようになったようである〔『エッダ 古代北欧歌謡集』19頁。〕。3人の中では最年長〔『巫女の予言 エッダ詩校訂本』167頁。〕。 == 概説 == 『古エッダ』の『巫女の予言』によれば、三姉妹はユグドラシルの根元の海から現れたという。ウルズはヴェルザンディと共に、木片にルーン文字を刻み、運命を決定する〔『エッダ 古代北欧歌謡集』11、19頁。〕。一般に、過去を司る女神と解釈される。 なお、古英語でウルズに対応する''wyrd''は、現代英語の「奇妙な」を意味する''weird''の由来である〔唐澤、p.114。〕。
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