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ウルトラ5兄弟 : ミニ英和和英辞書
ウルトラ5兄弟[おとうと, てい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [あに]
 【名詞】 1. (hum) older brother 
兄弟 : [きょうだい]
 【名詞】 1. (hum) siblings 
: [おとうと, てい]
 【名詞】 1. younger brother 2. faithful service to those older 3. brotherly affection

ウルトラ5兄弟 ( リダイレクト:ウルトラ兄弟 ) : ウィキペディア日本語版
ウルトラ兄弟[うるとらきょうだい]

ウルトラ兄弟(ウルトラきょうだい)は、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ作品『ウルトラマン』をはじめとする「ウルトラシリーズ」で歴代のヒーローをグループ化した設定である。
== 概要と変遷 ==
ウルトラ兄弟の設定が誕生したのは、『帰ってきたウルトラマン(以下、帰マン)』放映中の1971年のことだった。当時、雑誌掲載権を独占していた小学館の学習雑誌『小学二年生』の編集長だった井川浩が、1971年8月号の誌面上でゾフィーウルトラマンウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン(後年、ウルトラマンジャックの名が設定される)の4人を兄弟と設定したのが、ウルトラ兄弟の始まりで、当時『小学二年生』で連載していた谷ゆき子の少女漫画「かあさん星」にヒントを得て「親子・兄弟物はうける」と確信していたからだという〔『完全復刻版 帰ってきたウルトラマン』(小学館・2011年)より。〕。なお、この時は血の繋がった兄弟とされていたが、設定後にウルトラマンとセブンの家族構成は第1期ウルトラシリーズの時代になされた設定と矛盾があるとの指摘で、「同じ星からきた兄弟のように仲の良い仲間」というニュアンスに修正されている。
『帰マン』では歴代ヒーローが共演し、最終回となる第51話でのバット星人の台詞の中で初めて「ウルトラ兄弟」という言葉が語られ、これ以降の劇中で定着した。その後、続く『ウルトラマンA』や『ウルトラマンタロウ』、そして『ウルトラマンレオ』の3作品でこの設定は強調され、歴代ヒーローの共演が度々行われた。また、小学館の雑誌設定でも従来からのM78星雲 光の国の設定にウルトラ兄弟の設定が加えられて発展し、ヒーローの故郷の様子や歴史、家族構成などが背景設定として、第2期ウルトラシリーズを盛り上げた。これらの雑誌設定の中では、「ウルトラの父の下で兄弟の誓いを結んだ宇宙警備隊の精鋭戦士団」とされた。
ザ☆ウルトラマン』で初めて、従来の世界観と別世界の作品が製作された〔『ザ☆マン』のみならず、『ウルトラマンティガ』のような過去のシリーズと独立した別世界を舞台にした作品にしようという案は、『レオ』の時期からあった(『ザ☆ウルトラマンDVDBOX解説書』での満田かずほのコメントより)。〕。映画『ウルトラマン怪獣大決戦』の冒頭でこそ、ウルトラファミリー集合(ウルトラマンジョーニアスも含む)が描かれた。だが、『ウルトラマン80』では雑誌記事や初期脚本〔 『ウルトラマン80』LDのライナーノート。なおこの時点での設定ではアストラを含まないゾフィーからレオまでの7人。〕にはウルトラ兄弟の設定は存在しものの原点回帰を意図したために劇中では言及されず、実体で客演した本物のウルトラマンはユリアンウルトラの父だけである。映画『ウルトラマン物語』ではゾフィーからタロウまでの6人のウルトラ兄弟(この作品でレオと80は「ウルトラ兄弟以外の戦士」という設定)としての活躍が描かれた。
『80』終了と同時にTVシリーズは長期の休止期間に入り、ウルトラ兄弟の設定が足枷となっている風潮が強くなると、円谷プロは「兄弟」や「ファミリー」の呼称を「ウルトラヒーロー」や「ウルトラ戦士」で統一化を図った(「5兄弟」は「ウルトラ5大戦士」、「6兄弟」は「ウルトラ6大戦士」といった具合)。このような状況は2000年代前半まで続き、第3期ウルトラシリーズ以降はウルトラ兄弟は設定が断片的に語られるという扱いで、兄弟の設定は海外製作の『ウルトラマンG』ではOP主題歌「僕らのグレート」にその存在がバックボーンで語られるに留まり〔当初の企画ではウルトラ兄弟の排除を意図していたが、未製作の続編企画ではウルトラ兄弟の登場も検討されていた(『新・ウルトラマン大全集』/講談社より)。〕、『ウルトラマンパワード』でも劇中で宇宙警備隊やウルトラマン(初代)との関連は示唆されたが、直接的にウルトラ兄弟の呼称が言及されることはなかった。
この後、中国との合作の中断を経て、改めてM78星雲や宇宙警備隊の設定を生かしたTVシリーズとしてTBSで企画されていた『ウルトラマンネオス』は、取得できた放映枠がMBSの枠であったため、円谷プロは新たにM78星雲とは無縁の設定の『ウルトラマンティガ』に企画を変更した。結果として、原点回帰的にM78星雲の設定を捨てた『ティガ』以降のシリーズは大ヒットを迎えた。
一方でファミリー設定はSD作品のアニメやゲーム、ライブステージなどで根付いており、ウルトラ兄弟に憧れた世代が子供が生まれて親となる頃に徐々に設定が見直され始め、21世紀に入ると『ネオス』がOV作品として実現。さらに、雑誌展開の公式ストーリー『ウルトラマンノア バトルオブドリームNOA』や『ウルトラマンマックス』で、試験的に昭和作品世界を復活させた。
そして、ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品『ウルトラマンメビウス』で完全にファミリー設定が復活した。第1話ではゾフィーから80までの歴代ウルトラマンが登場し、新しい兄弟になるメビウスをウルトラの父、レオとアストラ、80とユリアンで地球に送り、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』ではゾフィーからタロウのウルトラ6兄弟が地球に勢揃いした。『メビウス』放送終了後も外伝作品をスピンオフさせ、この路線を継続させている。
映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では、上述の「ウルトラの父の下で兄弟の誓いを結んだ宇宙警備隊の精鋭戦士団」ではなく、「この世界(ウルトラマンのいない世界)で人間の希望と未来を守る戦士たち」という意味合いで語られている。そのため、本来はウルトラ兄弟ではないが、この世界で人間の希望と未来を守ったウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナウルトラマンガイアの3人もこの世界でのウルトラ兄弟として扱われ、今までのウルトラ兄弟の設定に新たな設定を入れた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウルトラ兄弟」の詳細全文を読む




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