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ウルリヒ・ザイドル(Ulrich Seidl, 1952年11月24日 - )は、オーストリアの映画監督、脚本家、映画プロデューサーである。 == 略歴 == オーストリア北部のホルンで、厳格なキリスト教徒の家で司祭になることを期待されて育った。 初期は主にドキュメンタリー映画を制作。1990年の『Good News』では平凡な新聞販売員を、1995年の『Tierische Liebe』ではペットに異常な愛情を注ぐ人たちを、1998年の『Models』では二線級のモデルの華やかとはいえない生活をカメラに収めた。『予測された喪失』では山形国際ドキュメンタリー映画祭優秀賞を受賞。 2001年、初の本職の俳優を使った長編映画『ドッグ・デイズ』を制作。第58回ヴェネツィア国際映画祭の審査員特別賞を受賞した。 2003年に自身のプロダクションを設立。2005年にはモスクワ国際映画祭で審査員を務めた。2007年には『インポート、エクスポート』がカンヌ国際映画祭に出品。 続いて「パラダイス」三部作を4年かけて制作。性を求めてケニアに旅する中年女性テレサを追った第1部『パラダイス:愛』は、2012年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映。2013年のオーストリア映画賞で作品賞と監督賞を受賞した。 敬虔な布教活動に自己を見出すテレサの姉アンナ・マリアの生活を描く第2部『パラダイス:神』は、2012年のヴェネツィア国際映画祭にて2度目となる審査員特別賞を受賞。 青少年のためのダイエット合宿で恋をするテレサの娘・メラニーが主人公の第3部『パラダイス:希望』は2013年のベルリン国際映画祭に出品され、世界三大映画祭で立て続けに好評を得た。 妻はかつての助監督・共同脚本家で、現在はジャーナリストのヴェロニカ・フランツ。現在はウィーン在住で二人の子がいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウルリヒ・ザイドル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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