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コペルニシウム〔「コペルニシウム」は報道などでの使用が先行していた和名であったが、日本化学会により日本語名称として決定された。〕()とは原子番号112の元素で、元素記号は Cn である。超ウラン元素、超アクチノイド元素のひとつ。2010年2月19日に正式な英語名が発表された。 正式名が決まるまでは、IUPACの命名法により暫定的にウンウンビウム (ununbium, Uub) と呼ばれていた。周期表で水銀の1マス下に位置するので、メンデレーエフの命名法に倣って「エカ水銀」とも呼ばれた。 1996年2月9日、ドイツにおいて実験によって発生が確認されたと発表された。周期的な特性からみると液体の金属で、水銀よりも蒸発しやすいものであると考えられている。 確認されている最も長命な同位体は半減期29秒のコペルニシウム285である。ただし 289Fl のα崩壊で生成するコペルニシウム285では半減期8.9分と報告されており、より長命な核異性体の存在が示唆されている。同様にコペルニシウム283は半減期4秒だが、約5分という実験結果もある。 ''同位体に関しては、コペルニシウムの同位体を参照。'' == 歴史 == 1996年2月9日〔9月の説もあり。〕にドイツ・ダルムシュタットの重イオン研究所 (GSI) が、亜鉛70の原子核を重イオン加速器で鉛208に衝突させて2つのコペルニシウム277の原子核を合成した。 その後2000年と2004年にロシアのドゥブナ合同原子核研究所、2007年に理化学研究所の仁科加速器研究センターで追試に成功している。 2009年、国際純正・応用化学連合 (IUPAC) より正式に新元素と認定された〔Barber, R. C.; Gaeggeler, H. W.; Karol, P. J.; Nakahara, H.; Vardaci, E.; Vogt, E. “Discovery of the element with atomic number 112” (IUPAC Technical Report). ''Pure Appl. Chem.'', 2009, ''81'', 1331-1343. DOI: 10.1351/PAC-REP-08-03-05 〕。発見者のGSIは「私たちの世界観を変えた傑出した科学者」であるコペルニクスにちなんで、“copernicium” という名称を提案し〔“'Copernicium' proposed as name for newly discovered element 112” PhysOrg.com, 2009年7月14日〕、コペルニクスの誕生日である2010年2月19日にIUPACから正式名称として発表された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コペルニシウム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Copernicium 」があります。 スポンサード リンク
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