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雲仙ツツジ
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ウンゼンツツジ ''Rhododendron serpyllifolium'' は、ツツジ属の植物。ピンクの花を付けるが、花や葉がごく小さい。雲仙には産しない上、雲仙ではミヤマキリシマのことをこの名で呼び、また和歌山県ではこれをコメツツジと呼ぶので紛らわしい。 == 特徴 == よく枝を出す半常緑性の低木〔以下、主として佐竹他(1989),p.134〕。高さは0.8-1.5mになり、若枝や葉柄には伏した扁平な剛毛を密生する。この毛は次第に黒ずんで数年間は残存する〔北村・村田(1971),p.135〕。 葉柄は0.5-1mm。春の葉と夏の葉で多少の差があるが、顕著ではない。春の葉は長楕円形から狭楕円形で長さ5-10mm、幅2-4mm。先端は丸く、基部は細まる。これに対して夏に出る葉は長楕円形、倒披針形から倒卵形と先端側で幅広い形を取り、長さ3-8mm、幅2-3mmで、先端は丸いが腺状の突起は目立つ。葉の表や縁には長い毛をまばらに出し、裏面では主脈の上に伏した毛がまばらに生える。春の葉はよく伸びた枝の周りに間隔を置いて互生するのに対して、夏の葉は短い枝の先端に集中して付き、翌年まで残る〔北村・村田(1971),p.135〕。 花は4-5月に咲く。花芽は短い枝の先端に1つ付き、その中に花を1つだけ含む。萼は小さな皿状、縁は浅く5裂し、長い毛がある。花柄は長さ1mm、長い毛が多い。花冠は広い漏斗形で半ばまで5裂し、径1.3-1.5cm。色は淡紅紫色で、上面内側に濃い斑紋がある。雄蕊は5本、花糸の下半分に白い短い毛が多い。雄蕊は花冠より長く、前に突き出る。雌蕊は更に長く(17-20mm)、雄蘂より前に出る〔北村・村田(1971),p.135〕。果実は卵状長楕円形で長さ5mm、褐色の毛が多く生える。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウンゼンツツジ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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