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ウースター級軽巡洋艦 (ウースターきゅうけいじゅんようかん Worcester class light cruiser) は、アメリカ海軍の軽巡洋艦の艦級。 第二次世界大戦中に4隻〔日本国内で流通している各種資料(雑誌「世界の艦船」等多数)では、CL-154からCL-159までの6隻も、本級として取り扱われているが、当該6隻は、アトランタ級軽巡洋艦の後継として計画された別の艦級である。〕が計画されたが、ウースター、ロアノークのみが戦後に完成し、残りはキャンセルされた。主武装は15.2cm47口径両用砲・連装6基。 == 概要 == 第二次世界大戦では防空巡洋艦という艦種が著しく発展したが、更に高々度飛行可能な陸上重爆撃機や対艦ミサイルの迎撃を企図した大型・長射程の対空砲の必要性が認識された。合衆国海軍では巡洋艦用の自動装填装置を備えた速射砲として、デモイン級重巡洋艦に搭載された55口径8インチ対艦砲Mk16と同時期に47口径6インチ両用砲Mk16の開発が行われ、艦船局はこの新型高角砲の搭載を中心として新型防空巡洋艦を開発した。これがCL-144ウースター級軽巡洋艦である。 本級はアトランタ級防空軽巡洋艦を大型化し、更に対空・対水上砲撃能力を持つ新型6インチ両用自動砲を主砲として搭載したクラスとして設計が行われた。元々の計画はクリーブランド級とその改良型であるファーゴ級並みの船体サイズのものであったが、結果的に主砲等後述の理由によりはるかに大重量の艦となった。 設計は1942年5月13日に要求仕様が出され、艦船局によって正式に計画がスタートした。この過程で十種類の異なった計画案が出され、最終的に第十案を変更した設計となったが、その上で本級はいくつかの必要な性能を満たす事が要求された。即ち、巡洋艦としての船体と水上目標のみならず航空機に対しても対処可能な火力に、駆逐艦並みの速力と機動性の融合であり、彼女らは第二次世界大戦の戦訓の多くを具現化した、強力な対空・対水上戦闘用の巡洋艦として完成した。 その能力は偵察任務の実施、駆逐艦戦隊の嚮導、そしてほぼ全天候下での海上展開等、多様な運用を可能とした。また遠洋航海向けの多大な燃料の搭載とそれに伴う船体の大型化を、他艦に追随するだけの速力、迅速な機動性と両立させる事に成功した。加えて、自艦主砲の砲撃に対する十分な装甲防御を備え、更に敵巡洋艦をアウトレンジ砲撃可能且つ大規模空襲を迎撃するに十分な性能の主砲を搭載している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウースター級軽巡洋艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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