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エアマックス狩り : ミニ英和和英辞書
エアマックス狩り[えあまっくすがり]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

狩り : [かり]
 【名詞】 1. hunting 

エアマックス狩り : ウィキペディア日本語版
エアマックス狩り[えあまっくすがり]

エアマックス狩り(エアマックスがり)とは、スポーツ用品メーカーのナイキ製のスニーカーエアマックスを履いた人物を複数の若者が徒党を組んで襲撃し強奪すること。「マックス狩り」ともいわれた。
== 概要 ==
1990年代中頃、スニーカー人気が爆発的に高まり、本来運動靴であるはずのスニーカーに異常な程のプレミアム価格が上乗せされ、定価よりはるかに高価で取引されるようになっていた。特に1995年に発売された「エアマックス95」は大人気となり、1997年までの約2年間は生産、販売が追いつかない品薄状態が続いたため、非常に高額で取引されるようになっていた。販売店によっては、中古の場合で十数万円、新品の場合は六十万円程度の価格を付けたケースもあるとされる〔「若者狂わす?“黄色いスニーカー” 大人気のナイキ「エアマックス・イエロー」」, 中日新聞, 1996年10月5日付〕〔「スポーツシューズ――理“クツ”に合わぬ異常高値(タウン・ビート)」, 日経新聞, 1996年11月18日付〕。
新品だけでなく中古品であってもかなりの高額で取引されたため、エアマックス95を履いた人物を襲撃し奪い取る事件が頻発し、「エアマックス狩り」「マックス狩り」と言われ社会問題化した。奪い取ったエアマックスをそのまま犯人が着用する場合もあれば、転売されるケースもあった〔「連載 回顧'96(4)ナイキ「エアマックス狩り」多発 新デザインは地味」, 日刊スポーツ, 1996年12月25日付〕〔「“靴の追いはぎ”が続発 ナイキの人気商品 6人組、路上で襲う」, 読売新聞(大阪), 1996年9月22日付〕〔「少年4人を逮捕 強盗傷害容疑で広島西署」, 朝日新聞, 1998年3月24日付〕〔「少年ら会社員殴り「エアマックス」奪う、容疑の3人逮捕」, 日経新聞, 1996年10月24日付〕〔「人気スニーカー「エアマックス」盗難(天声人語)」, 朝日新聞, 1996年9月27日〕〔「“エアマックス病”中学生補導 10人、4足奪い即履き替え」, 読売新聞(島根), 1996年11月21日付〕。
また、強盗を意味する「狩り」だけではなく、単なる盗難や偽造品の販売も横行し、偽造品販売は暴力団の資金源ともなっていた〔「暴力団資金源に偽エアマックス、組長ら通信販売詐欺容疑で逮捕――埼玉県警」, 日経新聞, 1997年11月10日付〕〔「暴力団組長に有罪判決 偽エアマックス通販事件」, 朝日新聞(埼玉), 1998年3月17日付〕。
21世紀突入後は、人気のスニーカーに多少のプレミアム価格が付くことがあっても、犯罪を犯してでも奪い取るほどの異常な高額ではなく、またスニーカー自体の人気も当時ほどではなくなったことから、あまり行われなくなっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「エアマックス狩り」の詳細全文を読む




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