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遠藤 憲一(えんどう けんいち、1961年6月28日 - )は、日本の俳優、声優、ナレーター、脚本家。本名同じ。主な愛称は「エンケン」「エンケンさん」。目つきが鋭く、いかつい風貌から悪役を演じることが多い。 東京都品川区出身。アクターズカンパニーなどを経てエンズタワー所属。身長182cm、体重70kg。崔洋一、原田眞人、三池崇史などの各監督作品に数多く出演。『Distance』で第16回高崎国際映画祭助演男優賞を受賞した。 == 略歴 == === 俳優業 === 横浜商工高等学校(横浜創学館高等学校)に入学。ところが入学してみると半数以上をつっぱりが占め、ほとんどがリーゼントという高校だった。もともとまじめだった遠藤は、周りに影響されて徐々に遊びに染まっていってしまう。 常に机の中に教科書を入れっぱなしにしていた遠藤は、長期休暇中に「机の中に教科書を入れっぱなしにしている者は見つけ次第教科書を焼却処分にする」と言う校則により、担任に教科書を焼却処分にされてしまう。だが遠藤は教科書を焼かれても新たに教科書を買うこともせず、「教科書を忘れた者は教室の後ろに立って授業を受ける」という規則があったために、ほとんどの授業を毎日立たされた状態で受けなければならなくなった。そのために授業内容も頭に入らず、徐々に嫌気がさして高校1年次の2学期で中退してしまう〔俳優からナレーションまで“名脇役”遠藤憲一が重宝されるワケ ORICON 2015年3月25日〕。 嫌なことがあるとすぐにやめる癖がつき、その後アルバイトを転々としていたが、ある日広告で劇団員募集の広告を見て軽い気持ちで入団する。その後、役者業に興味を持ち難関として知られる劇団無名塾の選抜試験に合格して舞台俳優としてのキャリアをスタートするが、空気の重圧感や規律の厳しさと辞め癖が抜けていなかったことから10日間後に劇団を離脱〔この人と飲みたい(第2、4木曜日) : 遠藤憲一(俳優)<前編>「お酒が切り拓いた新境地」 〕、その後は劇団フジ・東京宝映(現宝映テレビプロダクション)に移籍して役者活動を再開した。22歳でドラマデビュー(1983年の『壬生の恋歌』、公式サイトによる)し、以降は、刑事ドラマ・サスペンス作品・時代劇などで下積み的な出演を続けた。いわゆる「ビデオシネマ」時代が到来すると、眼力のある強面の風貌を生かして極道物で数多くの悪役を演じた。またその一方でカルト的な内容の作品でエキセントリックな演技を見せた。 多様な活動を行っている現在でも悪役としての認知度が高い。『湯けむりスナイパー』で連ドラ初主演を果たした時、「Vシネマ悪役の遠藤憲一が連ドラ初主演」と記事に書かれたほどで、本人も「こんないかつい顔の自分を主演にするなんて」と照れ隠しのジョークを口にしていた。大作映画やドラマへの出演が増えた今日でもVシネマやカルト映画への出演は続けており、前者に関しては「素晴らしく血塗れた世界」「演技の基礎体力を鍛えてくれる場所。出演するたびに何かが磨かれる〔」と愛着を表現している。深夜ドラマや特撮作品への出演も多く、『バトルフィーバーJ』、『特捜エクシードラフト』、『特捜ロボ ジャンパーソン』、『忍者戦隊カクレンジャー』、『ライオン丸G』などに出演歴を持つ。 2015年4月期は『Dr.倫太郎』、『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』、『不便な便利屋』の3作でレギュラー出演している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「遠藤憲一」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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