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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
エウテュプローンのジレンマは古代ギリシアの哲学者プラトンの著書「エウテュプローン」()の中でソクラテスがに語る問題である。 ==問題== 「善とは何か?」という問いの答えとして「神の望むことである」が候補の一つに考えうる。このとき神が望むから善なのか善であるから神が望むのかという先後の関係が問題になる。 前者(神→善)である場合、 *善の理由として「神がそう決めたことだから」と答えざるを得なくなり善、道徳には根拠がないことになる。 *「神は善である」という文が当然すぎて無意味になる。法律を全ていかようにも決めることができる人が自分の行為を違法にして逮捕してもらうようなことはしないように、善を決めるのが神であれば神自身が悪と規定されるように善を決めることはない。 *善を「神が望むこと」とすると悪は「神の望まないこと」であるといえる。どんな罪悪でも神が望まないことに変わりはないので究極的には罪に軽重の差がないことになるのではないか? という問題が生じる。後者(善→神)の場合、善が神とは独立した存在であることになり、キリスト教にあるように「神=森羅万象の創造者」と仮定すると矛盾が生じる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エウテュプローンのジレンマ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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