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エウメネス2世 : ウィキペディア日本語版
エウメネス2世[えうめねす2せい]

エウメネス2世(, Eumenes II)は、紀元前197年から紀元前159年に在位したアッタロス朝の君主である。アッタロス1世アポロニスの息子として生まれ、父の後を継ぐと共和政ローマと協力してマケドニア王国セレウコス朝エーゲ海地方に領土を広げるのを阻止し、紀元前190年マグネシアの戦いアンティオコス3世を破った。紀元前188年アパメア条約が結ばれると、彼はフリジアリュディアピシディアパンフィリア、そしてリュキアの一部を同盟国のローマから解放した。後にローマは彼がペルセウスと共謀していると疑い、紀元前167年に弟のアッタロス2世を買収してペルガモン王国の王位を狙わせ、またエウメネス2世の弁明のためのイタリアへの入国を拒否した〔A History of Rome, M. Cary & H.Scullard (1935), p165 ISBN 0-333-27830-5.〕。
エウメネス2世の功績の1つは、古代世界で有数の図書館の1つであるペルガモン王国の図書館を拡張したことである。彼はまたアテナイのアクロポリスエウメネスの柱廊を作った。妻のストラトニケは、カッパドキアアリアラテス4世の娘であり、アッタロス3世の母である。彼らの息子が幼かったため、王位は弟のアッタロス2世が継ぎ、彼は未亡人のストラトニケと結婚した。
==出典==

*Hansen, Esther V. (1971). ''The Attalids of Pergamon''. Ithaca, New York: Cornell University Press; London: Cornell University Press Ltd. ISBN 0-8014-0615-3.
*Kosmetatou, Elizabeth (2003) "The Attalids of Pergamon," in Andrew Erskine, ed., ''A Companion to the Hellenistic World''. Oxford: Blackwell: pp. 159?174. ISBN 1-4051-3278-7. text






抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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