|
エキドナ()は、ギリシア神話に登場する怪物である。上半身は美女で下半身は蛇で背中に翼が生えた姿をしている〔健部伸明と怪兵隊 『幻想世界の住人たち』 新紀元社〕。「蝮の女」がその名の意味。 ヘーシオドスの『神統記』ではクリューサーオールとオーケアニデスのカリロエーの娘とされるが、出自については様々な異説がある(ガイアとタルタロス、またはポルキュースとケートーの間に生まれたという説がある〔マイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル 『ギリシア・ローマ神話事典』 大修館書店〕)。また、テューポーンの妻でケルベロスやヒュドラーなど多くの怪物達の母でもある。テュポーンがエトナ火山に封印された後、息子のオルトロスと再婚し、ネメアーの獅子やパイア(クロミュオーンの猪)、スピンクスを産んだとされる。『神統記』では不死の存在とされているが、ペロポネーソスで家畜を襲っていた際に、百眼の巨人アルゴスに殺害されたという説もある。 元はスキタイ地方の女神だったと考えられている〔。 なお、英語のエキドナ(''echidna'')はハリモグラを指す。 == エキドナの子供達 == ; テューポーンとの間に生まれた子 : * ケルベロス(♂) : * オルトロス(♂) : * ヒュドラー(♀) : * ラードーン(♂) : * 金羊毛の番竜(♂) : * エトン(プロメーテウスを襲った鷲)(♂) : * クリュンヌ(♀) : * デルピュネー(♀) : * パイア(♀) : * キマイラ(♀) : * ケートス(♂) : * スキュラ(♀) ; オルトロスとの間に生まれた子 : * ネメアーの獅子(♂) : * カルキノス(♂) : * タゲス(♂) : * スピンクス(♀) ; ヘーラクレースとの間に生まれた子 : * アガテュルソス : * ゲローノス : * スキュテース 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エキドナ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|