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エクトイン (ectoine) は、いくつかの種の細菌で見られる化合物である。適合溶質(オスモライト)であり、高い浸透圧ストレスから生体を守る。好塩菌の中に高い濃度で見られ、塩や温度のストレスに対する耐性を与えている。エクトインは''Ectothiorhodospira halochloris''で最初に発見されたが、グラム陰性菌及びグラム陽性菌の広い範囲でみられる。その他にも、次のような種で見られる。 *Marinococcus halophilus *Pseudomonas stutzeri *Halomonas elongata ==生合成== エクトインは、アスパラギン酸β-セミアルデヒドに3つの酵素が連続的に作用することで合成される。生合成に関わる遺伝子はそれぞれ''ectA''、''ectB''、''ectC''と呼ばれ、それぞれL-2,4-ジアミノブチル酸アセチルトランスフェラーゼ、L-2,4-ジアミノブチル酸トランスアミナーゼ、L-エクトインシンターゼをコードする。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エクトイン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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