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エジプト航空990便墜落事故(エジプトこうくう990びんついらくじこ)は、1999年10月に大西洋上で発生した航空事故である。アメリカのNTSBは控え副操縦士が故意に墜落させたとし、エジプト側は機体の故障を主張した。 == 事故の概要 == アメリカ合衆国のロサンゼルス発ニューヨーク(ジョン・F・ケネディ国際空港)経由エジプト・カイロ行きとして運航されていたエジプト航空990便(ボーイング767-300ER、機体記号SU-GAP、1989年製造)が、ニューヨークから離陸して30分後の1999年10月31日午前1時50分頃(アメリカ東部標準時)、マサチューセッツ州ナンタケット島沖から南東60マイル(96Km)の大西洋上に墜落した。この事故で運航乗務員4名(うち交代要員2名)、客室乗務員10名、乗客203名の合わせて217名全員が死亡した。 国家運輸安全委員会(NTSB)の報告によると、事故機は墜落の直前まで順調に飛行していたが、機長がラバトリー(手洗い)に行くため席を外した際、副操縦士がアラビア語で「神を信頼する(原語のローマ字表記:Tawakkalt Aia Allah)」とつぶやきながらエンジン出力を下げ、操縦桿を強く前方へ押した。そのため巡航高度から急降下し始め、慌てて操縦室に戻った機長は機体を立て直すために操縦桿を引き起こそうとするとともに、副操縦士にも引き起こすように呼びかけたが、応じることはなかった。機体は一旦上昇に転じたものの、急降下中にエンジンが脱落するなど機体のダメージが大きかったため操縦不能に陥り大西洋にたたきつけられるように墜落した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エジプト航空990便墜落事故」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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