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エスケリキア属[えしぇりきあ]
エスケリキア属(エシェリキア属)は別名大腸菌属とも呼ばれる真正細菌の属の一つ。属名は大腸菌の発見者であるテオドール・エシェリヒに因む。 グラム陰性、通性嫌気性で芽胞を形成しない周毛性鞭毛を持つ桿菌で、運動性を示すものと示さないものに分かれる。恒温動物の腸管に常在し、病原性を示すものもあるがビタミンを合成する有益な性質も持つ。 GC比は48から52でβガラクトース、インドール、ムコン酸、酒石酸を代謝し、混合酸醗酵を行う。この属の中では大腸菌が特に詳しく調べられ、生命工学に利用されている。サルモネラ属とは遺伝的に近縁関係であるが、代謝の違いによって判別することが出来る。また、シゲラ属(赤痢菌)とはDNA-DNA分子交雑法による判別が不可能なほど近い関係にある。 == 参考文献 ==
*Brock 『微生物学』 (2003年)
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エスケリキア属」の詳細全文を読む
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