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エタノール-アセトアルデヒドシャトル : ミニ英和和英辞書
エタノール-アセトアルデヒドシャトル[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

エタノール-アセトアルデヒドシャトル : ウィキペディア日本語版
エタノール-アセトアルデヒドシャトル[ちょうおん]
エタノール-アセトアルデヒドシャトル(Ethanol-acetaldehyde shuttle)は、真核生物においてミトコンドリアクエン酸回路などで副産物として生じたNADHを、細胞質の酸化還元反応に共役させてNAD+へと再酸化する機構の1つである。出芽酵母をはじめとする酵母において生理的意義を持つと考えられている。
==機構==
エタノール-アセトアルデヒドシャトルは、細胞質とミトコンドリアにある最低2つのアルコールデヒドロゲナーゼ(ADH; EC 1.1.1.1)から構成されている。
ミトコンドリアのADHはミトコンドリアで過剰となったNADHをNAD+に酸化し、アセトアルデヒドをエタノールに還元する。エタノールやアセトアルデヒドは生体膜を自由に透過するため、生じたエタノールは細胞質へと拡散する。細胞質のADHによってエタノールがアセトアルデヒドに酸化される際にNAD+がNADHへと還元され、その結果ミトコンドリアから細胞質へと還元当量が輸送されたことになる。
このシャトル系は自由拡散に依存しており輸送体が関与していない。そのためNADHやNAD+の濃度勾配に逆らって機能することはできない。また原理的には、濃度勾配が逆転すれば逆向きに動作することが可能で、その場合は細胞質のNADHをNAD+に再酸化し、ミトコンドリアのNAD+をNADHへ還元することになる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「エタノール-アセトアルデヒドシャトル」の詳細全文を読む




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