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エッグノッグは、牛乳ベースの甘い飲み物である。 牛乳、クリーム、砂糖、溶き卵(ふわふわした舌触りを付ける)で作られ、挽いたシナモンとナツメグで味を付ける。 ラム酒、ブランデーやウィスキーのようなさまざまなアルコールを加えたエッグノッグも存在する。 エッグノッグは北米では良く知られており、クリスマスや新年のような冬の祭りと関連がある。 このため北米の食料品店ではクリスマスや冬の休日の頃になると、市販のアルコール無しエッグノッグが販売される。 オーストラリアではこの種の商品は一年中販売されている。 エッグノッグの起源には諸説あるが、温めた牛乳で作った中世ヨーロッパの飲料ポセット(posset)が起源だと考えられている。 == 歴史 == エッグノッグの起源、語源、もともとの材料は諸説あり定まっていない。 エッグノッグ、またはそれに似た飲み物は、イングランドの東アングリアで誕生したと考えられている。 アイスランドの食品研究家ナンナ・ログンヴァルダドティルの記事によると、エッグノッグの「ノッグ」は、アルコールを注ぐための小さな木彫りのマグを指す中英語 ''noggin'' から来ている 〔 Rognvaldardottir, Nanna; Linda Stradley. History of Eggnog ''What's Cooking America'' 〕 。 別の説によると、エッグノッグの名前は ''egg-and-grog''から来たと言う。 グロッグ (grog)とは、ラム酒を指す植民地用語である。 後にこの語が ''egg'n'grog'' に縮まり、それが eggnog になったとされる。 エッグノッグの材料は下層階級にとっては高価かつ馴染みが無いものだったが、貴族階級にとってはよく知られたものだった。 著述家、歴史家のジェームズ・ヒュームズは、「覚えておけ、平均的なロンドンっ子はグラス一杯の牛乳を見ることはめったにない。」と記している。 「冷蔵庫は無く、農場は大地主に所有されていた。エッグノッグを作るために牛乳や卵を手に入れられるくらいの人は、ブランデー、マデイラ酒、あるいはシェリー酒すら混ぜることがあった。」 〔 Robinson, Oliver, Bottoms Up: Eggnog , ''that's Beijing Magazine and Blogs'', True Run Media. 〕 エッグノッグは18世紀に大西洋を渡り、英国の植民地に伝わった。 ブランデーやワインには重い税金がかけられていたので、カリブとの三角貿易で入ってくるラム酒は安価な代用品になっていた。 この安いリキュールと豊富な農場と乳製品とが結びつき、アメリカではエッグノッグがよく飲まれるようになった。 〔 Block, Stephen, The History of Egg Nog , ''Food History''. The Kitchen Project. 〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エッグノッグ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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