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エッシェンモーザー・タナベ開裂 : ミニ英和和英辞書
エッシェンモーザー・タナベ開裂[えっしぇんもーざー たなべかいれつ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

エッシェンモーザー・タナベ開裂 : ウィキペディア日本語版
エッシェンモーザー・タナベ開裂[えっしぇんもーざー たなべかいれつ]
エッシェンモーザー・タナベ開裂(エッシェンモーザー・タナベかいれつ)とは、有機反応のひとつで、下式のように α,β-エポキシケトン 1 にスルホニルヒドラジド 2 を作用させ、アルキン 3アルデヒドまたはケトン 4 とに分解させる手法である。エッシェンモーザー開裂とも呼ばれる〔総説: Felix, D.; Schreiber, J.; Ohloff, G.; Eschenmoser, A. ''Helv. Chim. Acta'' 1971, ''54'', 2896-2912. DOI: 10.1002/hlca.19710540855 〕。
この反応は1967年、チューリッヒ工科大学のアルバート・エッシェンモーザーら、スタンフォード研究所のマサト・タナベらの研究グループからそれぞれ別々に報告が行われた〔Eschenmoser, A.; Felix, D.; Ohloff, G. ''Helv. Chim. Acta'' 1967, ''50'', 708. DOI: 10.1002/hlca.19670500232 〕〔Schreiber, J., Felix, D.; Eschenmoser, A.; Winter, M.; Gautschi, F.; Schulte-Elte, K. H.; Sundt, E.; Ohloff, G.; Kalovoda, J.; Kaufmann, H.; Wieland, P.; Anner, G. ''Helv. Chim. Acta'' 1967, ''50'', 2101. DOI: 10.1002/hlca.19670500747 〕〔Tanabe, M., Crowe, D. F.; Dehn, R. L. ''Tetrahedron Lett.'' 1967, ''8'', 3943. DOI: 10.1016/S0040-4039(01)89757-4 〕。
(ほかの例〔Felix, D.; Wintner, C.; Eschenmoser, A. ''Org. Syn.'', Coll. Vol. 6, p.679 (1988); Vol. 55, p.52 (1976). 〕〔Dai, W.; Katzenellenbogen, J. A. ''J. Org. Chem.'' 1993, ''58'', 1900. DOI: 10.1021/jo00059a049 〕)
== 反応機構 ==
エッシェンモーザー・タナベ開裂の反応機構を示す。
エッシェンモーザー・タナベ開裂ではまず、α,β-エポキシケトン 1 とスルホニルヒドラジド 2 とが縮合してヒドラゾン 3 となる。プロトンが転位して中間体 4 となった後、スルフィン酸 5 と窒素分子の脱離とともに、生成物のアルキン 6 とカルボニル化合物 7 が生成する。
ヒドラゾン 3 から 4 へのプロトンの転位は、ピリジン炭酸水素ナトリウム炭酸ナトリウムシリカゲルなどで促進される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「エッシェンモーザー・タナベ開裂」の詳細全文を読む




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