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エトナ級軽巡洋艦 (Incrociatore leggero classe Etna) とは、イタリア海軍の軽巡洋艦である。本級は元々はタイがフランス海軍への対抗として発注した「タクシン級」(タクシン、ナレスアン)を、建造途中にイタリア海軍が買い取ったものである。しかし、艦形が小型過ぎて既存の軽巡洋艦として使うのには向かないために途中で防空軽巡洋艦として改設計を行ったのが本級である。なお、本級の艦名はエトナ火山とヴェスヴィオ火山に因む。 == 概要 == 前述の通り本級はタイがインドシナに駐留するフランス東洋艦隊に対抗すべくイタリア政府に発注された。1939年にトリエステのアドリアティコ(C.R.D.A)造船所に発注され、「タクシン」は1939年9月23日に、「ナレスアン」は1939年8月26日に起工された。しかし建造中にイタリアが第二次世界大戦に参戦したが造船所は責任を持って工事を進め、1941年8月6日にタクシンが進水、遅れて1年後の1942年5月28日にナレスアンが進水した。 しかし、この頃のイタリアは大戦の影響により工事は遅滞しがちで、何より自国海軍の艦艇を維持するのに精一杯であった。そのため、イタリア海軍は本級2隻をタイ政府より買収し、自国海軍向けに建造を再開した。艦名は自国の火山名が名付けられ、タクシンは「エトナ」、ナレスアンは「ヴェスヴィオ」と号せられた。 しかし、イタリア海軍の既存軽巡洋艦に比べて艦形も小型で何より武装にも速力にも劣る本級はそのままでは使い勝手が悪いため、当時不足がちだった船団護衛用任務に特化した軽巡洋艦として改設計を行ったのである。連合軍機から船団を守るために主砲は対空・対艦双方に使用できる両用砲とし、更に本艦も輸送艦として使えるように船体後部は兵員や物資を運べるようフラットな形状に作り変えた。設計状態では防空巡洋艦(防空艦)として生まれ変わったのである 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エトナ級軽巡洋艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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