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エドゥアルト・シュトラウス（, 1835年3月15日 - 1916年12月28日）は、オーストリアのウィーンを中心に活躍した作曲家・指揮者・ハープ奏者である。その整った容姿から「ハンサム・エディ」と呼ばれた。 ヨハン・シュトラウス1世の四男〔三男のフェルディナントは夭折したため、エドゥアルトが三男と見なされることも多い。〕。ヨハン・シュトラウス2世とヨーゼフ・シュトラウスの弟にあたり、息子にヨハン・シュトラウス3世がいる。 『テープは切られた』など、ポルカを中心におよそ300曲もの作品を残したが、兄のヨハンとヨーゼフに比べると、一般に評価は低い。一方で、オーケストラの統率力は、兄たちと比べ数段優れていたとされる。およそ30年にわたって、フランツ・ヨーゼフ1世時代の音楽監督を務めた。 父や兄たち、そして子孫たちが「シュトラウス」という綴りを「」と書いているのに対し、エドゥアルトだけは一貫して「」と表記した。 == 生涯 == === 前半生 === 1835年3月15日、音楽家ヨハン・シュトラウス1世とその妻マリア・アンナ・シュトレイムとの間に誕生した。当時、父は愛人エミーリエ・トランプッシュとの同棲を始め、ほとんど本宅には寄り付かなくなっていた〔 小宮(2000) p.103〕。そのため、エドゥアルトは父親の顔をほとんど知らずに育った〔。 ヨハン1世の末子とされることも多いが、エドゥアルトは夫婦の最後の子であるだけで実際には異なる。エドゥアルトが生まれた2か月後には、父ヨハンとエミーリエの間に最初の子が産まれており、その後もエミーリエは立て続けにヨハン1世の子供を産んだ。結果、兄弟づきあいはなかったもののエドゥアルトにも腹違いの弟妹が8人もいる。 1848年革命に際しては、さまざまな形で関与した父や兄二人とは異なり、まだ13歳であったエドゥアルトは母アンナとともに修道院に避難していた〔 加藤(2003) p.113〕。 父の命令によって弁護士の道を歩まされそうになったこともあるが〔、高校時代にラテン語とギリシア語を学び、さらにフランス語、イタリア語、スペイン語なども習得し、非常に語学に優れていたことから、外交官となることを目指した〔。オリエンタル・アカデミーへの採用も決定していたが、母アンナが「息子が遠い世界に行かされるのを不憫に思う親心」から断固として反対したため（実際には兄ヨハン2世の音楽活動を補佐させようという考えによる）、やむなくアカデミー志願を取り消した〔。母のみならず、兄ヨハンも強引にエドゥアルドを音楽家の道に引きずり込もうとした。エドゥアルドは後年このように回想している。 1855年2月、兄の率いるシュトラウス楽団でハープ奏者としてデビューを飾った〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「エドゥアルト・シュトラウス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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