|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
エドガール・ヴィクトール・アシル・シャルル・ヴァレーズ(Edgar(d)〔米国に移住してからは'Edgar'と綴ることが多かったが1940年代からは'Edgard'と綴ることもあり、一定しなかった。Malcolm MacDonald, Varèse, Astronomer in Sound (London, 2003), ISBN 1-871082-79-x p. xi.による。〕 Victor Achille Charles Varèse, 1883年12月22日 - 1965年11月6日)は、フランスに生まれ、アメリカに帰化した作曲家。パリ生まれ。弟子にアンドレ・ジョリヴェ、周文中、ウィリアム・グラント・スティルらがいる。 == 作品 == 初期はクロード・ドビュッシーらと親交を持ち、後期ロマン派や印象主義の影響を受けた作品を書いていた。しかし、その後初期作品の全てを一曲を残して廃棄し、残っていた草稿も後に火災により焼失したが、1908年に作曲した交響詩『ブルゴーニュ』は1962年に破棄するまで手元に残していた。その後イタリア未来派、フェルッチョ・ブゾーニ、イーゴリ・ストラヴィンスキーの影響を受け、『アメリカ』(1920年)以降、打楽器を多用した作品を多数発表。第二次世界大戦以降は電子音楽も取り入れた。 セリー技法によらない作曲法、多数の打楽器の使用、電子楽器の使用など、それまでの音楽とは、はっきりと一線を画した斬新な音響空間は後の現代作曲家達に大きな影響を与えた。残された作品は少ないが、一つ一つが個性的、色彩的でエネルギーに満ち、完成度が高い。下記の作品は、現在聴くことのできる作品である。なおヴァレーズの音楽は「ピアノソロに変換できない、唯一の音響作品」と評価されつづけてきたが、スペインの作曲家ホセ・マヌエル・ロペス・ロペス(José Manuel López López)は「オクタンドル」をピアノソロに編曲した。 * 暗く深い眠り(1906)…唯一現存する初期作品(歌曲)。 * アメリカ(1920)…2つの打楽器群とサイレン付きの管弦楽曲。 * オフランド(捧げ物)(1921) * ハイパープリズム(1923) * オクタンドル(8弁雌雄両性花)(1924) * (1927) * インテグラル(積分)(1928) * (電離)(1931)…西洋音楽史上初のパーカッション・アンサンブル曲とされる〔ただし、楽曲の一部としてならば1927年にアレクサンドル・チェレプニンが作曲した「交響曲第1番」第2楽章の方が早い〕。 * エクアトリアル(赤道地帯)(1932) * 密度21.5(1936)…白金製フルートの吹き初め用に作曲。題名は白金の密度。 * チューニング・アップ(1947) *「空間」のためのエチュード(1947) * バージスの踊り(1949) * (1954)…ヴァレーズが初めてテープ音楽を導入した作品。 * (1957)…1958年に開催されたブリュッセル万博のフィリップス館(ル・コルビュジエ設計)で、425個のスピーカーから流された電子音楽。 * ノクターナル(1961)…未完。周文中が完成。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エドガー・ヴァレーズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|