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NPOエネゴマシュは、強力な液体燃料ロケットエンジンの開発、生産を行う事を主な事業とする企業である。源流はソビエト連邦時代に液体燃料ロケットエンジンを開発する設計局だった。モスクワに本社がありサマーラやペルミ、サンクトペテルブルクにも事業所がある。5500人を雇用する〔"About The Company." NPO Energomash. 2009. 18 Jan. 2009〕。 ヴァレンティン・グルシュコによって1920年代にロケットの開発のために設立され1946年にOKB-456になった。1954年に後にNPOエネゴマシュとして知られる独立した企業体になり、旧ソビエトにおけるロケットエンジンの開発において中心的な役割を担った。現時点で最も強力で先進的な液体燃料ロケットエンジンを開発、生産する。 NPOエネゴマシュは、スプートニク計画でR-7ロケットに使用されたRD-107エンジンや、エネルギアロケット用の史上最大級の推力のRD-170エンジンと、アトラスVに使用されているRD-170エンジンと同系列のRD-180エンジンなどを開発した。またRD-253エンジンをプロトンロケット用に開発した。NPOエネゴマシュは1991年5月15日に主任設計者の名前に由来する現在の社名になった。 ==歴史== ヴァレンティン・グルシュコは1946年7月3日に新しくできたOKB-456設計局の主任設計者に就任した〔"Glushko." Encyclopedia Astronautica. 2008. 18 Jan. 2009〕。会社は1946年10月にグルシコの監督の下に強制的に連行された234人のドイツ人技術者が加えられドイツから接収したV2ロケットのコピーの生産に着手した〔ロケット開発収容所 ISBN 9784377310740〕〔Raketensklaven ISBN 9783421066350〕〔Raketensklaven: Deutsche Forscher hinter rotem Stacheldraht ISBN 978-3933395672〕。その年の末にOKB-456はモスクワの外のヒムキの町の近くの航空機の工場を拠点とした。そこではエンジンを組み立て試験が行われた。RD-100の性能は優れており、低圧の液体酸素/エチルアルコールを推進剤とするエンジンの開発は継続されRD-102とRD-103ができた。しかしながら高エネルギー密度の推進剤を使用する高圧エンジン技術の開発が志向されたのですぐに液体酸素/ケロシンに推進剤が切り替えられた〔"History of Company." NPO Energomash. 2009. 18 Jan. 2009〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「NPOエネゴマシュ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 NPO Energomash 」があります。 スポンサード リンク
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