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エネルギー収支比(エネルギーしゅうしひ、Energy Payback Ratio, Energy Profit Ratio, EPR, Energy Return on Investment, EROI, Energy Returned on Energy Invested, EROEI)とは、発電や発熱などのエネルギー生産設備の性能を表す指標の一種である。エネルギー投資効率とも呼ばれる。 == 概要 == 発電所などのエネルギー設備において、電力などのエネルギーを生産するには、資源の調達(採鉱、運搬など)や、設備(タービン、発電機など)の製造・建設や解体・廃棄などのためにエネルギーを投入する必要がある。こうした投入エネルギーに対して、そのエネルギー設備からのどれだけのエネルギーが生産されるかを「生産エネルギー / 投資エネルギー」の倍率で示したものがエネルギー収支比である〔〔。当然、この値が大きくなるほどエネルギー設備としての性能が良いことを示す〔内山洋司、山本博巳、発電プラントのエネルギー収支分析、電中研報告書 No.Y90015 〕。 後述するように、投資エネルギーをどこまで考慮するかでEPRにはある程度揺らぎが発生するが、近年の発電施設のEPRは概ね以下の値程度と言われている〔再生可能エネルギー源の性能 (産業技術総合研究所)〕〔太陽光発電のエネルギー収支(一般財団法人 高度情報科学技術研究機構) 〕 〔再生可能エネルギー源の性能 (産業技術総合研究所)〕 〔天野治 「石油ピーク後のエネルギー EPRから資源の有効利用を考える」 - 愛智出版 ISBN978-4-87256-020-6〕〔総合資源エネルギー調査会電気事業分科会コスト等検討小委員会報告書 2004年1月〕〔NEDO成果報告書 みずほ情報総研、NEDO、太陽光発電システムのライフサイクル評価に関する調査研究、No. 20090000000073〕。 なお、風力や太陽光などの再生可能エネルギーのエネルギー収支比に関しては、一部の主張において、結果が不利になるような値(ライフサイクルアセスメントで一般的に定義されている値)が計算に使われているとの指摘もある〔〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エネルギー収支比」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Energy returned on energy invested 」があります。 スポンサード リンク
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