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エパポス : ウィキペディア日本語版
エパポス
エパポス()は、ギリシア神話の人物で、エジプトの王である。イーオーゼウスの子。河神ナイルの娘メンピス〔アポロドーロス、2巻1・3~1・4。〕、あるいはカッシオペーとの間にリビュエー〔ヒュギーヌス、149。〕、リューシアナッサをもうけた〔アポロドーロス、2巻5・11。〕。エジプトのメンピスを創建し、妻にちなんで名づけた〔アポロドーロス、2巻1・4。ほかヒュギーヌス、149、275。〕。
母のイーオーはゼウスに愛されたことが原因でヘーラーの嫉妬を受け、ゼウスに牝牛の姿に変えられてエジプトに逃れ、ナイル河の河辺で元の姿に戻ってエパポスを生んだ。しかしヘーラーがクーレースたちに頼んでエパポスを異国に連れ去ったため、ゼウスはクーレースたちを殺し、イーオーはビュブロス王のもとにエパポスがいると聞いてシリア中を探し回って再会した。その後イーオーはエジプトに戻り、エジプト王テーレゴノスと結婚した〔アポロドーロス、2巻1・3。ほかヒュギーヌス、145。〕。
エパポスは少年のころ、友達のパエトーンが自分の父は太陽神だと言ったために口論になった。エパポスはパエトーンの言葉を嘘だと決めつけたため、パエトーンは太陽神に会いに行き、父である証明に太陽の戦車を借りた。しかしパエトーンは天馬を御することが出来なかったため、進路をそれて地上を焼き、大火災を起こしてしまった〔オウィディウス『変身物語』1~2巻。〕。
後にエパポスが成長したとき、ゼウスはエパポスに命じてエジプトにメンピスをはじめ多くの都市を建設させ、支配させたという〔ヒュギーヌス、149。〕。娘のうちリビュエーはアゲーノールベーロスの母になり〔アポロドーロス、2巻1・4。〕、リューシアナッサはブーシーリスの母となった〔アポロドーロス、2巻5・11。〕。

== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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