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エビヅル : ウィキペディア日本語版
エビヅル

エビヅル(蝦蔓、蘡薁〔〔、学名:''Vitis ficifolia'' var. ''lobata'')は、ブドウ科ブドウ属つる性落葉木本である。雌雄異株。古名はヤマブドウとともに「エビカズラ」(葡萄蔓)〔。

== 特徴 ==
つる性の木本で他の木本などに巻きひげによって上昇する。巻きひげはに対して葉と対生するが、3節目ごとに消失していく。には葉柄があり、形は扁卵形で長さ5-8cm、3-5浅~深裂し、葉裏にはクモ毛がある。
花期は6-8月で、花序は総状円錐花穂で長さ6-12cmになる。雄花、雌花ともに黄緑色。秋には直径5-6mmの果実がブドウの房状に黒く熟し、食すると甘酸っぱい味がする。しかし、果汁にエビヅル臭という青臭いにおいを有するため、果実品質の評価は一般に低い。花は、新梢が伸長すれば何度も着花するため、同一樹に、様々なステージの果実が着生する。
学名に''Vitis ficifolia''を使われることが多いが、''Vitis ficifolia''のタイプ標本は中国の桑葉葡萄につけられたもので、桑葉葡萄とエビヅルでは形態的な違いも大きい。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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