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エフゲーニ・ザラフィアンツ(Evgeny Zarafiants, 1959年6月24日 - )はソ連出身のピアニスト。 ノヴォシビルスク出身。両親はともにピアニスト。児童合唱団に1年間在籍した後、6歳から父親の手ほどきでピアノを始め、8歳からモスクワ中央音楽学校に学ぶ。1975年にグネーシン音楽院に進むが、学内で(一説によるとトイレで)ブレジネフの落書きをしたために、「政治的偏向」を非難され、南ウラルのオルスク音楽院への転学を余儀なくされる。1979年に同校を首席で卒業するが、演奏者や教育者としての資格を許されないまま、1980年に旧ゴーリキーのグリンカ音楽院に入学し、1985年にこちらも首席で卒業、全国コンクールにも入賞し、ようやく国内での演奏活動の機会を得る。1988年から1990年までグリンカ音楽院研究科に在籍。1993年に、プレトニョフの援助を受け、カリフォルニア州パサデナのポゴレリチ国際コンクールに出場して準優勝を収め、初めて世界的な注目を浴びた。グリンカ音楽院やクロアチアのミルコヴィチ音楽院で教鞭を執ったが、現在はドイツや日本で演奏家として活動している。 ザラフィアンツは親日家のロシア人ピアニストとして知られ、1997年の初来日以来、ほぼ例年のように来日して、演奏活動と録音に継続的に取り組んでいる。日本人のファンとは英語と日本語の両方で交流を図っている。日本ではALM(コジマ録音)に、ラフマニノフやメトネル、バッハ、ショパンなどの録音を続け、これまでに約10点のCDを発表してきた。ほかにスクリャービンやスカルラッティなども得意としている。 ザラフィアンツの特徴は、まず何よりも弱音の美しさにあるが、ピアニストとして性格の似通ったニコライ・デミジェンコに比べると、ダイナミクスの幅は広く、表情の変化はより烈しい。音楽の自然な息遣いにも配慮がされており、その観点から、ラフマニノフやグレン・グールド、ポゴレリチなどのように恣意的ないしは主観的にテンポを設定する解釈には、疑問を唱えている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エフゲーニ・ザラフィアンツ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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