翻訳と辞書
Words near each other
・ エブリ
・ エブリ エクステンド エクストラ
・ エブリ リトル シング
・ エブリのうち
・ エブリのまち
・ エブリア
・ エブリィ
・ エブリイ
・ エブリイランディ
・ エブリエクステンドエクストラ
エブリコ
・ エブリシング
・ エブリシングエブリシング
・ エブリシングオアナッシング
・ エブリシング・エブリシング
・ エブリシング・オア・ナッシング
・ エブリシング・バット・ザ・ガール
・ エブリシング・マスト・ゴー
・ エブリスタ
・ エブリディ・マジック


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

エブリコ : ミニ英和和英辞書
エブリコ
agaric
エブリコ : ウィキペディア日本語版
エブリコ

エブリコ は、タマチョレイタケ目に属するキノコの1種である。名称は、樺太アイヌ語で本種を指す「エプリク」に由来する〔。木材腐朽菌であり、針葉樹に褐色の心材腐朽を引き起こす。ヨーロッパアジア北アメリカモロッコで確認されている〔。英名には"agarikon"、"quinine conk"などがある〔〔。 かつてはツガサルノコシカケ属に分類されていたが、分子系統解析により分離された〔。
粉末は非常に苦いため、キニーネを含んでいると考えられて広く採集されていたこともあったが、実際には含まれておらず、抗マラリア作用はない〔Arora, David. Mushrooms Demystified. Ten speed Press: 1986. p. 580.〕。成分としては、アガリシン酸Agaric acid 、2-ヒドロキシ-1,2,3-ノナデカントリカルボン酸)、エブリコ酸Eburicoic acid 、3β-ヒドロキシ-24-メチレン-5α-ラノスタ-8-エン-21-酸)などが発見されている。
通常、腐朽が発生するのは老木の中の少数の個体である。子実体は60cm程度まで成長し、馬蹄形か円柱状である。若い子実体は黄白色で柔らかいが、すぐに全体が白く固くなる。腐朽材は褐色で、方形の亀裂を生じ、広い亀裂からは太く白いフェルト状の菌糸が覗く。子実体と菌糸は苦く、これは本種の特徴である。子実体の発生は通常、木全体に感染が広がっていることを示す。感染した木は枯立木に営巣する鳥・哺乳類の棲家となる〔Hagle, Gibson, Tunnock. A Field Guide to Diseases & Insect Pests of Northern & Central Rocky Mountain Conifers. USDA Forest Service: 2003, pg 29〕。
== 利用 ==

=== 薬用 ===
西暦65年のペダニウス・ディオスコリデスの記述によると、本種は結核の治療に用いられており〔、土着の人々は天然痘の治療に用いていたようである。墓所に本種の痕跡が存在することは、かつて本種の利用が一般的であったことを示すのかもしれない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「エブリコ」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.