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エブロ川(, )は、イベリア半島北東部を流れる河川である。カタルーニャ語ではエブラ川(, )。全長は930kmであり、イベリア半島ではタホ川(テージョ川)に次いで2番目に長い。流量は426km3、流域面積は80,093km2であり、それぞれイベリア半島ではドゥエロ川(ドウロ川)に次いで2番目に大きな河川である。タホ川とドゥエロ川はスペインとポルトガルを流れる国際河川であり、スペイン国内のみを流れる河川としては最も流量が多い。 エブロ川本流の水源はカンタブリア州にある。カンタブリア州、カスティーリャ・イ・レオン州、ナバーラ州、アラゴン州、カタルーニャ州の5自治州を流れた後にで地中海に注いでおり、支流はバスク州にも流れている。エブロ川本流沿岸の主要都市にはログローニョやサラゴサなどがあり、支流沿岸の主要都市にはビトリア=ガステイス、パンプローナ、リェイダなどがある。上流に向かって外来種であるシマウマイガイの生息域が広がっている。 == 名称 == 古代ギリシア人はこの河川をἼβηρ (Ibēr)と呼び、古代ローマ人はHiber、Iber、Iberus Flumenなどと呼んだ。ローマ人による名称が今日のエブロ川の語源である。イベリア半島やイベリア人という名称はこの河川より後に名づけられた名称である〔Westrem, Scott D. ''The Hereford Map: A Transcription and Translation of the Legends With Commentary'', page 328. Brepols, 2001.〕。ギリシア人がこの河川に対して地元住民の名称を使用していたかどうかは定かではなく、IberやHiberという単語の意味も定かではない。現代バスク語でibarは「谷」または「水生湿地」を意味し、ibaiは「河川」を意味するが、これらのバスク語の単語がエブロ川の語源に関連する証拠は存在しない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エブロ川」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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