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タイラギ(玉珧)' は、イガイ目・ハボウキガイ科に属する二枚貝の一種である。内湾の砂泥底に生息する大型の二枚貝で、重要な食用種である。標準和名のタイラギは「平貝」が転訛したものであり〔南方熊楠.1994.十二支考(下).岩波書店,東京,405 pp.〕、マスコミなどで「タイラギ貝」と表記されることがある〔 日本経済新聞 〕〔四国新聞 〕が、。季語、三冬。 は、イガイ目・ハボウキガイ科に属する二枚貝の一種である。内湾の砂泥底に生息する大型の二枚貝で、重要な食用種である。標準和名のタイラギは「平貝」が転訛したものであり〔南方熊楠.1994.十二支考(下).岩波書店,東京,405 pp.〕、マスコミなどで「タイラギ貝」と表記されることがある〔 日本経済新聞 〕〔四国新聞 〕が、。季語、三冬。 == 分類 == 日本に生息するタイラギには、殻の表面に細かい鱗片状突起のある型(有鱗型)と、鱗片状突起がなくて殻の表面の平滑な型(無鱗型)の2型が存在する。これら二型は生息環境の相違による同一種内の形態変異とみられていた〔奥谷喬司.1994.タイラギ ''Atrina (Servatrina) pectinata'',奥谷喬司編:水産無脊椎動物II,有用・有害種各論.新水産学全集6,恒星社厚生閣,東京,pp 120-121. 〕が、アイソザイム分析によって遺伝学的に調べた結果、有鱗型と無鱗型は別種であることが判明した〔横川浩治.1996.タイラギ2型の遺伝的分化.Venus(日本貝類学会誌),55(1):25-39.〕。さらに、これら二型間の雑種も自然界にかなり普通に(10%以上)存在することも明らかとなった〔。雑種は有鱗型と無鱗型の中間的な形態を示し、そのためにあたかも有鱗型から無鱗型への連続した形態変異のように見え、それが両者が同一視されていたひとつの理由である。 タイラギは、無鱗型が ''Atrina pectinata japonica'' (Reeve)、有鱗型が ''A. pectinata lischkeana'' (Clessin) として亜種の扱いをされることがあるが、これら2型が別種であるのは明らかであり、亜種としての扱いは不適当である。今後、これらの原種である ''A. pectinata'' Linnaeus やその他のシノニムの模式標本を調べた上で学名の再整理を行なう必要がある。タイラギの学名についてはこのように今後の研究を待たねばならないので、本項では最も古い学名である ''Atrina pectinata'' を暫定的に使用する。 和名に関して、日本の多くの地域において両型の相対的な資源量は有鱗型の方がかなり卓越しており、一般的に知られるタイラギは有鱗型である場合が多い。そこで、有鱗型には一般名である「タイラギ」、無鱗型には兵庫県、岡山県、香川県、山口県、大分県、佐賀県などで共通した「ズベ」という呼称から「ズベタイラギ」という種名が提唱された〔。 画像:ズベタイラギ.jpg|無鱗型(ズベタイラギ) 画像:タイラギ×ズベタイラギの雑種.jpg|有鱗型と無鱗型の雑種 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タイラギ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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