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エボシダイ科 : ウィキペディア日本語版
エボシダイ科[えぼしだいか]

エボシダイ科学名:)は、スズキ目イボダイ亜目に所属する魚類の分類群の一つ。未成魚クラゲ流れ藻に付いて浮遊生活を送ることで知られるグループで、エボシダイハナビラウオなど3属16種が所属する〔『Fishes of the World Fourth Edition』 p.436〕。科名(模式属名 ''Nomeus'')の由来は、ギリシア語の「nomeys(羊飼い)」から。
== 分布・生態 ==
エボシダイ科の魚類はすべて海水魚で、世界中の温帯から熱帯亜熱帯にかけての海に幅広く分布する〔〔。日本近海からは少なくとも3属8種が報告され、スジハナビラウオなど一部が食用として利用される〔。
多くのイボダイ亜目の仲間に共通する特徴として、エボシダイ類の仔稚魚はクラゲ流れ藻に帯同した浮遊生活を送る〔『日本の海水魚』 pp.662–663〕〔『The Diversity of Fishes Second Edition』 p.320 〕。成魚は深海に移行し、中層あるいは底層で暮らすとみられているが、詳細な生活史はよくわかっていない種類が多い〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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