|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
エマ・シーン (Emma Sheen) は、アニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場する架空の人物。当初はティターンズの士官として登場し、その後はガンダムMk-IIに纏わる一連の事件を経てエゥーゴに移籍。担当声優は岡本麻弥、富沢美智恵(一部ゲーム)。 == 略歴 == 『Ζガンダム』開始時の年齢は24歳。階級は中尉。日系9世という設定がある。 軍人家庭に生まれ、ティターンズ配属までは地球で暮らす。物語開始の4年前にアムロ・レイと出会っている。基本的に柔和ながら実直な性格。典型的な軍人気質で、規律重視で杓子定規に判断する傾向がある。規律を破ったカミーユ・ビダンやファ・ユイリィに「修正」と呼ぶ体罰を下すことにも躊躇はなかった。しかし理性的な面も備え、手段を選ばないティターンズを離れたのは想像に得るところである(後述)。 ガンダムMk-IIのテストパイロットとしてグリーン・ノアに赴任し、エゥーゴによる同機の強奪事件に遭遇する。その後、上官バスク・オムの親書を持ってアーガマへ赴くが、その内容が「強奪したガンダムMk-IIを返さなければ、強奪者であるカミーユの両親を殺す」という恫喝だったことを知り、驚愕。ティターンズをジオン残党による破壊行為の抑止を目的とした正義の組織と信じていたエマは大きなショックを受け、人質という卑劣な手段をとった組織に不信感を抱く。その後、アレキサンドリアへ戻ると、カミーユとその父であるフランクリン・ビダンを引き連れ、ガンダムMk-II全3機と共にエゥーゴへ身を投じる。それでもなお、当初は戦力的に大きく劣るエゥーゴがティターンズに対して抵抗活動を続けることに疑念を抱いていた。しかし、サイド1の「30バンチ」コロニーでクワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)から30バンチ事件の真相を知らされ(劇場版ではレコア・ロンドがエゥーゴによる30バンチ調査の映像資料を見せる)、ティターンズの本質を再認識する。 エゥーゴ参加当初は元ティターンズ士官ということで疑われやすい立場であり、保護観察という扱いではあったが、生真面目で誠実な性格によりクルーたちの信頼を得た。搭乗MSは当初リック・ディアス、後にガンダムMk-IIを譲り受け、アーガマとラーディッシュを行き来しながら数々の戦闘に参加。パイロットとしての腕は一流であり、物語序盤はエゥーゴ内部でもクワトロらと並ぶトップクラスの評価を得ている。 カミーユやファ、カツ・コバヤシに対しては、時には姉のように優しく、時には上官として厳しく彼らの面倒を見た。軍人家庭で形作られた厳格さから、カミーユやファへ制裁を行なうこともしばしばあった。なお、ラーディッシュの艦長となったヘンケン・ベッケナーからは個人的な好意を寄せられて戸惑うが、その後におけるラーディッシュのクルーなどの言動からは、ヘンケンとエマの関係を応援している様子がうかがえる(劇場版ではシャアやブライトも陰から恋愛成就を祈っている)。 宇宙世紀0088年2月22日、グリプス戦役終盤において、自分とは逆にティターンズへ寝返ったレコアの駆るパラス・アテネと交戦し、相打ち状態になりつつも撃破する。しかし、レコアの最期の言葉(「男はいつも私を陵辱した」)に動揺してその意味を確認しようと不用意にコクピットを出た際、パラス・アテネの残骸がヤザン・ゲーブルの操縦するハンブラビの攻撃によって爆発したため、その破片で全身を強打して致命傷を負う。まもなくカミーユに助けられるが、命が尽きることを悟ると、彼にΖガンダムが人の意思を吸収する力を持っていると諭し、平和への願いを托して息を引き取った。 近藤和久による漫画版では、パプテマス・シロッコの乗るジ・Oを撃墜しようとした時にレコアが割り込み、結果的に彼女を撃墜したことでシロッコを怒らせてしまい、大型ビーム・ライフルの連射を受けたガンダムMk-IIが爆発すると共に死亡してしまう。 小説版では堅物な性格が強調されているほか、死因も異なっている。シャアやハマーンと交戦中のシロッコが狙いを外した流れ弾がガンダムMk-IIの脇腹に当たり、歪んだコクピットフレームで腹部を強打したことが致命傷となった。この際、死を自覚したことで自分も普通の恋に憧れていたことや、ヘンケンに好意を持たれて内心は嬉しかったことに気付く描写があり、テレビ版と同様に自分を助けたカミーユに後を託して死亡する。 劇場版では人物描写がやや異なり、母性的で包容力のある大人の女性としての面が強調された。テレビ版で描かれた厳格な人物像は和らいでおり、カミーユらにもスキンシップで場を和ませるなど、良き姉的な存在として描かれている。ヘンケンのアプローチも最初は上手くはぐらかしていたが、物語中盤以降は艦内デッキでエマの方から傍らに寄り添う姿が見られるなど、奥手で恋愛は苦手という傾向も若干緩和された。レコアに対しても、ティターンズへ寝返ったことについて「殺してしまえばよかったのよ!」と唾棄するテレビ版に対し、「(レコアは)女をやってるだけよ」と擁護するなど、心情の描写も若干違っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エマ・シーン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|