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『エメラルドドラゴン』 (EMERALD DRAGON) は、バショウハウスとグローディアが開発したコンピュータRPG。略称は『エメドラ』。 まず、パソコン用として1989年にPC-8801mkIISR (PC88) 版とPC-9801VM/UV以降 (PC98) 版が、後年にはX68000 (X68k) 版やMSX2版、そしてFM TOWNS (TOWNS) 版が発売された。その後、メディアワークスの主導によってPCエンジン (PCE) やスーパーファミコン (SFC) などの家庭用ゲーム機にも移植された。 劇中に登場するキャラクターや地方などの名称のほとんどは、ゾロアスター教に関連している〔篠崎屋「竜を呼ぶ少女」紹介 〕。 == ゲームシステム == グローディアでの前作に当たる『サバッシュ』のシステムを受け継いでいる。160平方メートルを越える〔PC88版/PC98版宣伝チラシより。〕広大かつ複雑なマップと、ハードの限界に挑んだ滑らかな画面スクロール処理、AIを使ったタクティカルコンバット風の戦闘システムといった当時のパソコンゲームの先端を行く技術が投入された点に加え、味方が1人倒されただけで即ゲームオーバーとなる、AIの思考パターンについてもタムリンがレベルが上がると回復魔法をここぞという時に掛けてくれない、ハスラムが無謀な特攻をする、サオシュヤントの矢が全然当たらない…など、後々の他社作品ではまず考えられないような作り込みの甘い部分も特徴であった。このシステムは後に、『ヴェインドリーム』や、ライトスタッフの『アルシャーク』へと受け継がれることとなる。なお、普通にプレイしていればクリア時のレベルは100を越える。 また、アイテム次第でマップが表示できたり、次の謎解きのヒントが出る「相談」コマンドがある他、PC88版ではセーブデータをユーザーディスクに8か所・ゲームディスクにも1か所保存できるなど、当時としてはユーザーフレンドリーなシステムになっている。条件を満たすと入れる3つのサブシナリオや、機種限定でシューティングゲームなどのサブゲームが楽しめたりするオマケ要素もある。 当時のゲームの風潮に従ってビジュアルシーンと呼ばれるアニメ絵が、オープニングだけでなくゲーム中にも何回か入る。またストーリー重視のために攻略の自由度は高くなく、ノベル調のテキストをひたすら読ませる傾向にある。PC88版とPC98版には致命的なバグ(後述)があり、回避方法を知らずにプレイすると行き詰まってしまうこともあった。 なお、『サバッシュ』の原作者である三遊亭圓丈によると、本作は『サバッシュ』以上に売れたとのことだが、同作に存在するとあるダンジョンと全く同じデザインのダンジョンが、本作にも存在するそうである〔新作落語の落語家、三遊亭円丈「落語の世界」 | デジタルなページ 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エメラルドドラゴン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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