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エメラルド・タブレット(, )は、錬金術の基本思想(あるいは奥義)が記された板のこと。エメラルド板、エメラルド碑文とも。 ただし、現存するのはいずれもその翻訳(と称する文章)だけで、実物は確認されていない。 == 概要 == 伝説によると、この碑文はヘルメース自身がエメラルドの板に刻んだもので、ギザの大ピラミッドの内部にあったヘルメス・トリスメギストスの墓から、アブラハムの妻サラあるいはテュアナのアポロニオスによって発見されたものであるという。あるいは、洞窟の中でエメラルドの板に彫りこまれたのをアレクサンダー大王が発見したともいう。 12世紀にアラビア語からラテン語に翻訳されて中世ヨーロッパにもたらされた。最初期のラテン語訳には、セビリャのフアン(:en:John of Seville)によって翻訳された偽アリストテレスの『秘中の秘』(1140年頃 :en:Secretum Secretorum)に含まれるものや、サンタリャのウゴ(:en:Hugo of Santalla)によるものがある。17世紀のイエズス会士アタナシウス・キルヒャーによる訳が広く知られている。パラケルススは、シュポンハイムの僧院長ヨハネス・トリテミウスが父ヴィルヘルムに贈ったエメラルド・タブレット(診療室に貼ってあった)を見て育ったという。〔歴史読本臨時増刊85-9 特集世界驚異の占い・霊術・魔術 新人物往来社 1985年(昭和60年))pp86-95 山内雅夫「エメラルド・タブレットが明かす錬金術の秘法」〕。 これに記されたうちで最も有名な言葉は、錬金術の基本原理である「下のものは上のもののごとく、上のものは下のもののごとし」であろう。これは大宇宙と小宇宙の相似ないし照応について述べたものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エメラルド・タブレット」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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