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エリアーデ : ミニ英和和英辞書
エリアーデ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

エリアーデ ( リダイレクト:ミルチャ・エリアーデ ) : ウィキペディア日本語版
ミルチャ・エリアーデ[ちょうおん]
ミルチャ・エリアーデMircea Eliade1907年3月13日 ブカレスト - 1986年4月22日 イリノイ州シカゴ)は、ルーマニア出身の宗教学者・宗教史家、民俗学者作家(主に幻想文学および自伝的小説で有名)である。
== 生涯 ==
8つの言語(ルーマニア語フランス語ドイツ語イタリア語英語ヘブライ語ペルシア語サンスクリット語)を流暢に使いこなした。
1928年ブカレスト大学エミール・シオランウジェーヌ・イヨネスコに出会い、3人は途中短い中断はあるものの、生涯の友人となった。1970年代以降、エリアーデは自分が戦前鉄衛団(Garda de Fier、極右政治組織)に対して共感を抱いていたことを自己批判してきた。しかしながら、彼の政治的見解は、インドのカルカッタ大学で長期間研究を続けたことに始まる彼の学問的業績には、何ら大きな影響を及ぼしてはいない。
カシムバザールのマハラジャがヨーロッパの研究者のために資金援助しているのを知ったエリアーデは、マハラジャの奨学金に応募し、カルカッタで4年間の研究を行なうことを認められた。1928年、彼はサンスクリット語と哲学スレンドラナート・ダスグプタ(インドの哲学者、1885年 - 1952年)の下で研究するために、カルカッタまで船に乗った。ダスグプタは、ケンブリッジ大学を卒業したカルカッタ大学のベンガル人教授であり、『インド哲学史』(全5巻)の著者であった。エリアーデはダスグプタ教授の娘マイトレイと恋に落ち、結婚を望んだが、ダスグプタに反対され実現しなかった。この体験をもとにして、のちに小説『マイトレイ』が書かれた。1930年9月、ダスグプタのもとを去り、1931年3月までヒマラヤの山小屋に籠もる。1931年12月、ルーマニアに帰国。
ルーマニアに帰国後はブカレスト大学でナエ・イオネスクの助手を務め、講義・著作活動を行う。1933年5月に発表した小説『マイトレイ』は大評判となった。
1938年7月、政治的理由により逮捕され、ナエ・イオネスクとともにミエルクレア=チュクの収容所に送られるが、年内に釈放。
1940年にはルーマニア政府によりロンドンに文化担当の大使館職員として派遣され、1941年から1944年までリスボンで同様に大使館に勤める。
第二次世界大戦後は、パリに移住し、フランスで活動する。戦後にドイツの作家エルンスト・ユンガーと『アンタイオス』誌を共同編集・発行している。のちにヨアヒム・ワッハの呼びかけに応じシカゴ大学に赴任した(1957年)。
エリアーデの思想(学問的な流れ)は、ルドルフ・オットーヘラルドゥス・ファン・デル・レーウ、ナエ・イオネスク、伝統主義派(Traditionalist School)の業績に部分的な影響を受けている。エリアーデは、ヨアン・ペトル・クリアーヌなど多くの学者たちに決定的な影響を与えた。宗教史に関する業績では、シャーマニズムヨーガ宇宙論神話に関する著作においてもっとも評価されている。シャーマニズムにおいては、憑依ではなく、脱魂(エクスタシー)を本質と説いた。
近年、画家の岡本太郎がエリアーデの著作から思想的に大きな影響を受けていることが指摘されている(佐々木秀憲「岡本太郎におけるミルチャ・エリアーデの影響」『美学』239号2011年冬)。また、作家平野啓一郎もエリアーデの著作の影響を受けたと述べている。
なお本国ルーマニアでは小説家として認知されているほか、宗教歴史学の分野におけるエリアーデの遺産が、雑誌『アルカェウス』("Archaeus",1997年創刊)に反映されている。
没後、シカゴ大学神学部宗教史学科では、エリアーデの広範な貢献を讃え、彼の名を冠し「ミルチャ・エリアーデ記念宗教史講座」 (Mircea Eliade Distinguished Service Professor of the History of Religions) 職を設置している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ミルチャ・エリアーデ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mircea Eliade 」があります。




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