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エリオジクチオール(Eriodictyol)とは、イエルバサンタ(Eriodictyon californicum)という植物から抽出された、フラバノンの1種である。この物質は、味覚修飾物質(味覚を狂わせる作用をもった物質)であることが知られている。 == 概要 == エリオジクチオールは、Symrise社に所属する科学者によって、アメリカ州に育つイエルバサンタから抽出されて同定された、味覚を修飾する性質を持った4つの物質のうちの1つである。なお、その他の3つは、ホモエリオジクチオールとそのナトリウム塩、ステルビンである 〔 〕 。 以上4つの物質は、いずれも味覚を一時的に変える作用、具体的には、ヒトに対して苦味遮蔽効果(苦味を感じにくくする作用)を持っている 〔 Patricia Kaminski and Richard Katz. Yerba Santa ''Eriodictyon californicum'' . Flower Essence Society. 〕 。 ただし、エリオジクチオールの苦味遮蔽効果は、ホモエリオジクチオールのナトリウム塩の苦味遮蔽効果よりも小さい。 また、エリオジクチオールはイエルバサンタから抽出された物質だと述べたが、イエルバサンタ以外の植物にも含有されている。例えば、マメ科のMillettia duchesneiの小枝 〔 〕 、 レモンといった植物である。さらに、エリオジクチオールの配糖体の1つは、ローズヒップからも発見されている 〔 〕 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エリオジクチオール」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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