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エリザベス・ボウエン(ボーエンとも表記、女性、英:Elizabeth Dorothea Cole Bowen、1899年6月7日 - 1973年2月22日)は、アイルランド出身の小説家。 == 人物 == アイルランドの首都ダブリンに生まれる。生家は南部コーク州キルドラリーの近くにあり、アングロ・アイリッシュ(英国系アイルランド人)の地主階級で父は法廷弁護士だった。13才で母を亡くし、イングランド・ケント州で教育を受けた。1923年にアラン・チャールズ・カメロンと結婚した。1930年に父の死去により遺産を相続した。 ヘンリー・ジェイムズ、ジェーン・オースティンを尊敬し、20代から現代的な感受性と繊細かつ知的な作風で、コスモポリタンな心理小説を書いた。短編の名人として著名で、約90篇の短編小説と長編小説10篇がある。最後の長編『エヴァ・トラウト』は1970年度のブッカー賞候補になった。 1935年以降、夫アランが亡くなる寸前の1952年まで大戦をはさみロンドンに在住。ヴァージニア・ウルフが主宰した「ブルームズベリー・グループ」と交流があり、後を継ぐ形で知識人サロンを持った。1948年に大英帝国勲章(CBE)を受勲し、1969年にジェイムズ・テイト・ブラック記念賞(文学部門)を受賞した。晩年はケント州ハイスに在住。肺ガンによりロンドンで死去した。墓地は生家の村にある。 作品紹介は、日本語文献では『エリザベス・ボウエン研究』(山根木加名子、旺史社、1991年)に詳しい。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エリザベス・ボウエン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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