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elicitar =========================== ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
エリシター(elicitor)とは高等植物の組織もしくは培養細胞に生体防御反応を誘導する物質の総称である。植物はエリシターのストレスに応答し防御関連遺伝子を活性化すると考えられており、ファイトアレキシンや感染特異的タンパク質等を合成する。 タンパク質、多糖類、オリゴ糖、脂質、糖ペプチドなどの病原菌、植物、昆虫に由来する多様な生体分子に加え、重金属などもエリシターとして機能する〔 〕。 エリシターはNoel T. Keen (:en:Noel T. Keen)によって造語された ==作用== ===病害抵抗反応=== *病原菌の感染が重い場合は、エリシターを引き金として過敏細胞死と呼ばれるプログラム細胞死を引き起こして感染細胞を自殺させ、感染の拡大を防ぐ。タバコ細胞に疫病菌(''Phytophthora cryptogea'')が分泌するクリプトゲイン(Cryptogein)というタンパク質を加えると過敏細胞死が起こることが知られている〔 〕。 *植物培養細胞においてウイルスおよび病原菌の感染での感染特異的タンパク質であるキチナーゼ誘導が知られている。エリシターとなる物質は植物ホルモンであるエチレンやホルモン様物質であるサリチル酸、植物の構成多糖類であるペクチン酸、昆虫の外骨格や病原菌の細胞壁構成成分であるキチン・キトサンおよびそれらのオリゴ糖、細胞壁断片であるリポ多糖、さらに重金属の塩化水銀や硝酸銀もキチナーゼ誘導を引き起こすことが知られている。植物キチナーゼは病原菌の細胞壁や昆虫の外骨格を構成するキチンを分解することが推測され、生体防御反応に関与していると考えられる〔 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エリシター」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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