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erythromycin ===========================
エリスロマイシン (erythromycin) はマクロライド系抗生物質の1つである。製品名は「エリスロシン®」(マイランEPD合同会社製造販売)。抗菌スペクトルはペニシリンと類似するが若干幅広く、ペニシリンにアレルギーを持つ人に対してしばしば使用される。呼吸器系への感染症に関しては、マイコプラズマ・クラミドフィラなどの非定型微生物に対しても高い効果を持つが、市中肺炎の原因菌の一つであるインフルエンザ菌には抗菌活性を示さない。クラミジア、梅毒、淋病の流行に対処する場合にも用いられる。14員環ラクトン環に2つの糖(L-クラジノースとD-デソアミン)が付いた構造を持つ。10か所の不斉中心があるなど構造が複雑なため合成するのは難しいとされる化合物である。 放線菌属の ''Saccaropolyspora erythraea'' (旧名 ''Streptomyces erythraeus'')によって作り出される。 ==歴史== 1949年、フィリピンの科学者アベラルド・アギュイラー (Abelardo Aguilar) は彼を雇用していたイーライリリーに、ある土のサンプルを送った。マクガイア (J. M. McGuire) が率いるイーライリリーの研究チームは、そのサンプルに含まれていた菌株 ''Streptomyces erythraeus'' の代謝産物からエリスロマイシンを単離することに成功した。サンプルが採取されたフィリピンの地名イロイロをとって商品名はイロソン Ilosone® と名付られ、1952年に上市された。イロチシン Ilotycin® とも呼ばれた。1981年、ハーバード大学の化学教授でノーベル化学賞受賞者のロバート・バーンズ・ウッドワードとその研究チームがエリスロマイシンAの最初の立体選択的不斉合成を報告した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エリスロマイシン」の詳細全文を読む
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